ピーチ「アジア太平洋地域LCCオブ・ザ・イヤー」に--LCCモデルの成功を証明
LCC(低コスト航空会社)のPeach Aviationは11月24日、航空業界の独立系シンクタンクCAPA Centre for Aviation(CAPA)から「2015年アジア太平洋地域 LCCオブ・ザ・イヤー(2015 Asia Pacific Low Cost Airline of the Year)」を受賞したことを発表した。CAPAからこの賞を受けるのは、日本を含む北東アジアのLCCでは初めてとなる。
CAPAは毎年、成果だけではなく変わりゆく環境の中でリーダーシップを発揮し、業界をけん引している航空会社を表彰しており、その中でも今回はアジア・太平洋地域において特にすぐれた実績を残したLCCとして、Peachに同賞を授与した。
選定理由としては、日本の新興LCC市場において速やかに優位性を確立したことや、2年連続で黒字を達成することでLCCモデルが日本市場においても成功できることを証明したこと、さらに、ANAから独立しつつコスト削減を追求し、日本にとって新しいタイプの航空会社を育てることができたことなどが挙げられている。
同社の井上慎一CEOは「Peachは2012年3月の就航から2年1カ月での単年度黒字を実現し、誰もが否定的であった日本におけるLCCビジネスモデルが、条件さえ整えば成立することを実証しました。