くらし情報『キャセイ、A340退役で過去最大の環境プロジェクト実施 - 約90%をリサイクル』

2015年11月25日 17:49

キャセイ、A340退役で過去最大の環境プロジェクト実施 - 約90%をリサイクル

キャセイ、A340退役で過去最大の環境プロジェクト実施 - 約90%をリサイクル
キャセイパシフィック航空は11月25日、過去最大規模のリサイクルプロジェクトとして、運航機材からの退役を順次進めているエアバスA340の解体およびリサイクルに着手することを発表した。

同社では資源の有効活用と消費燃料や廃棄物の削減を含めた持続可能な発展に積極的に取り組んでおり、任務を終えたエアバスA340の最終処分に際しても大幅な廃棄物の削減を実現するという。同社によると、これまでの取り組みでは機体重量の90%相当をリサイクルし、埋め立て処分となる廃棄物の割合を10%以下に抑えているという。

同社は1機目のエアバスA340-300を1996年に受領後、長距離および中・近距離路線において約1万3,000本のフライトを運航。エンジン4基を搭載する同型機は順次退役を進めている。同社はフランス南西部に施設を構える英国のエアフィン社を通じて、環境への配慮がより行き届いた解体方法を選択している。

2015年に退役した4機のエアバスA340はすでに解体施設へと輸送されており、3段階でのリサイクル行程が進められる。第一段階は機体の分解とタンクから燃料や水を抜く作業、第二段階ではエンジンや着陸装置といった機体を構成する様々な部品や装置が取り外され、それぞれ点検や清掃を済ませた後に再利用される。

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