2015年11月25日 18:20
山田祥平のニュース羅針盤 (53) 紙のインターネット始動 ~ ScanSnap Cloud誕生
パーソナルスキャナで知られるScanSnapのPFUが、スキャナ製品を直接クラウドに接続し、さまざまな既存クラウドサービスと連携するScanSnap Cloudの提供を開始した。既存製品であるiX100/iX500のユーザーは、ファームウェアをアップデートすることで、今日から利用が可能になる。
クラウドという言葉がきわめて身近なものになっている。それだけわれわれの身の回りの状況が変化しているということだ。今では、仕事においても、プライベートでもクラウドの活用はごく当たり前のことになりつつある。
さらに最近は、Fintech市場が盛り上がりつつあるともいう。Fintechとは、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語だが、クラウド型の会計やファイナンシャルサービスが数多くサービスを開始し、そのトレンドの中で、レシートや請求書、領収書の電子化にスキャナが活用されているという。そこで、PFUとしては、ドキュメントIoTを提唱し、新たな一歩を踏み出そうというわけだ。
具体的には、ScanSnapを直接インターネットに接続し、PCやスマートデバイスなどがなくてもスキャンしたデータがScanSnap Cloudに送られるようにする。