神奈川県・箱根で江戸・大阪の琳派作品や駅伝走行ルートの浮世絵などを展示
「箱根で琳派 大公開」展は、琳派発祥400年を記念して開催し、同美術館が所蔵する琳派の作品を集め、「第一部:京都編」と「第二部:江戸・大阪編」の二期に分けて公開するもの。12月19日からの「第二部:江戸・大坂編」では、商都と言われた大坂で画家・俳人として活躍した中村芳中のユーモア漂う作品や、姫路藩主の次男として江戸の藩邸に生まれた酒井抱一や、抱一の一番弟子である鈴木其一がつくりだす、情緒に富んだ自然描写や洗練された画面構成による、京琳派とはまた異なった趣ある作品が展示されるという。
また、関連イベントとして、同館館長・小林忠氏による講演会「京琳派と江戸琳派」が開催される。日時は3月6日 13:00~14:30。会場は同館5階ホール。参加費無料(定員は先着80名、電話申込が必要)。
このほか、12月24日、2016年1月27日、2月24日、3月16日には「館長によるギャラリートーク」が、2016年3月18日までの毎週金曜日(12月18日を除く)には「学芸員によるギャラリートーク」が開催される。どちらも時間は11:00~。申込不要、参加無料(要入館料)。
一方、12月19日~2016年1月12日に開催される『駅伝開催記念 特集展示 たすきをつなげ! -「東海道五十三次」:日本橋から箱根まで-』では、歌川広重の風景版画の名作「東海道五十三次」より、日本橋から箱根までの11図を展示するもの。
箱根駅伝の走行ルートと重ね合わせながら、旅気分を楽しめる展示となっている。