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ファイルメーカーの総合イベント「FileMaker カンファレンス 2015」が開幕

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ファイルメーカーの総合イベント「FileMaker カンファレンス 2015」が開幕
11月25日、8回目の開催となったFileMakerカンファレンス2015が、東京・丸の内のJPタワーKITTEで開幕した。初日のオープニングセッションの様子は別記事で紹介されているため、ここではFileMaker Business Alliance(FBA)のメンバー各社がブース展示しているFileMakerショウケースの中から、いくつか紹介していこう。

○iOSの機能を活用したソリューションが増える

FileMaker ProはもともとMac用のアプリだが、現在はデータベースの開発はMacやWindowsで、実行は「FileMaker Go」を使ってiOS、あるいはウェブアクセスでタブレットやスマートフォンから、という事例が増えているようだが。ショウケースでもほとんどの展示がiPadを使って展示されていた。

FileMaker GoはFIleMakerデータベースのiOS用実行環境で、FileMaker Proで作成したデータベースと組み合わせることで、一種のカスタムアプリケーション実行環境のようにも利用できる。以前は何かと制限も多かったのだが、最新版ではiPadのカメラやGPSといったハードウェアの機能にもアクセスできるようになり、こうした機能を活用したソリューションも多く展示されていた。

○iPad Proの展示も

今回のショウケースでは、数社が発売されたばかりのiPad Proを使った展示を行っていた。iPad Proは画面が大きいため、たとえば帳票も一度に表示できる領域が広く、余裕を持って操作できる。
iPad ProとFileMaker Pro/Goで作成する業務用ソリューションとの相性は非常にいいと感じられた。

一方、残念なのはApple Watch。FileMaker Go自身がまだApple Watchに対応していないこともあり、Apple WatchとFileMakerを組み合わせたソリューションは見られなかった。帳票の承認など、簡単な操作で済むケースでは、Apple Watchを使えばいちいちiPadやパソコンを開かずにさっと確認できて便利そうだ、と思わせるものも見受けられたが、はやくこうしたニーズに応えられるようにしてほしいところだ。

○MFi対応のバーコードリーダー
特別展示として株式会社アイテックスが展示していたのが、MFi(Made for iPhone/iPad)認証を取得しているバーコードリーダー。いずれもBluetooth接続で、バーコードを読み取ってデコードし、その結果をコネクト済みのiPhone/iPadに送信する。FileMaker Goはバーコードの読み取りに標準対応しているので、バーコードリーダーさえあれば、すぐにバーコードを使った商品管理などのソリューションを開発できるわけだ。品物だけでなく、病院でも患者ひとりひとりにバーコードを付けて管理することで、投薬ミスなどを防いでいるところもあり、こうしたニーズに幅広く応える製品群が用意されているのは心強い。


○FileMakerから印刷

特別展示からもうひとつ、こちらは印刷系だ。iPhoneやiPadをレジ代わりに使うソリューションも増えてきたが、問題になるのがレシートなどの印刷だ。感熱式ロール紙を使う小型の業務用プリンターを使うケースが多いが、業務用プリンターにはAirPrintに対応しておらず、独自のコマンド系を持つものも珍しくない。こうしたプリンターはiOSから直接印刷できず、専用のアプリを介して印刷することになる。

今回のショウケースでは、iウェア株式会社と株式会社ムーブ/スター精密株式会社の2ブースで印刷ソリューションが展示されていた。いずれもFileMaker上でボタンにURLスキームを埋め込んでおき、印刷ボタンをタップするとアプリにデータが渡され、印刷されるという仕組み。AirPrint対応アプリのように「共有」ボタンで印刷する必要がないので操作に不慣れな人にもわかりやすい。

FileMakerカンファレンスの会場はJR東京駅丸の内南口の目の前にあるJPタワー・KITTE内なので、アクセスは抜群だ。
当日受付ができ、無料で参加できる。カンファレンスは27日(金曜)まで開催されるので、FileMakerを使ったソリューションに興味のある方は、足を運んでみてはいかがだろうか。きっとビジネスに役立つヒントが見つかるはずだ。

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