くらし情報『米Square、Apple Pay対応新型リーダー端末を全米で先行提供開始』

2015年11月26日 18:47

米Square、Apple Pay対応新型リーダー端末を全米で先行提供開始

米Square、Apple Pay対応新型リーダー端末を全米で先行提供開始
決済サービスを提供する米Squareは11月23日(現地時間)、Apple Payなど非接触通信の決済に対応した新型リーダー装置を全米100の店舗に先行提供したと発表した。新型リーダー装置はNFC対応のほか、チップ型のEMV対応カードの読み取りが可能。現在49ドルで予約受付を行っており、準備ができしだい順次発送されると思われる。

米国では今年2015年10月より「Liability Shift (ライアビリティ・シフト)」が施行されており、小売店でのEMV対応が事実上義務化されている。EMV (EuroPay, MasterCard, Visa)とは、カードブランド各社が共通で策定したカード仕様で、クレジットカードにICチップを搭載し、カード番号を第三者に悪用されないよう秘匿することで従来の磁気カードでは難しい高いセキュリティを実現している。ライアビリティ・シフトとは、カード情報漏洩等で損害が発生した場合、これまでカードイシュア(カード発行者、米国では主に銀行)がその責任を負っていたものが、ライアビリティ・シフト施行後はEMVを導入していない小売店に対して責任を委譲する(シフト)ようになる。

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