2015年11月27日 12:00
検索ワードから見えてくる、食のインサイト - クックパッドのデータ分析
クックパッドはこのたび、同社のビッグデータ解析のノウハウや事例をまとめた書籍『「少し先の未来」を予測する クックパッドのデータ分析力(日本実業出版社)』の出版を記念したイベントを開催した。
イベントでは、雑誌「暮らしの手帖」前編集長で現在はクックパッドのサービス「くらしのきほん」の編集長を務める松浦弥太郎氏を聞き手に、本の著者であり同社のトレンド調査ラボで法人向けデータサービス「たべみる」の事業責任者を務める中村耕史氏が、同データサービスを活用したデータ解析の面白さを語った。
○クックパッドの検索データを活用した、"食"のデータディスカバリー
中村氏が手がける「たべみる」は、日々膨大に蓄積されるクックパッドの検索キーワードを分析することで、食のトレンドを知ることができる法人向けサービスだ。季節性の高いキーワードの動きからトレンドを把握したり、指定期間のキーワードをランキング形式で見ることができるだけでなく、キーワードを組み合わせた検索の動きから傾向を把握したり、年単位・地域・性別による比較といった高度な分析も可能。主に食品メーカーや小売店、飲食チェーンなどで活用されている。
一般的なWeb検索のキーワード分析と比べ、たべみるは、"料理をするために調べる"というユーザーの目的意識が明確なため、キーワードからユーザーの意図を読み取りやすいのが特徴。