2015年11月27日 17:02
シャープ、電気を効率よく使える交流/直流ハイブリッドエアコン
シャープは11月27日、AC(交流)変換せずに室外機へDC(直流)給電できる「DCハイブリッドエアコン」を発表した。発売は12月中旬で、希望小売価格(税別)は冷房定格能力が7.1kWの「JH-D716J2」が690,000円、5.6kWの「JH-D566J2」が590,000円、4.0kWの「JH-D406J2」が520,000円。
シャープ製クラウド蓄電池と組み合わせることで、DCとACどちらでも動作するエアコン(室外機)。家庭で利用する電気は一般的にACだが、今回発表されたDCハイブリッドエアコンの室外機はACとDCのどちらにも対応する。
エアコンの消費電力のうち、約9割を占める室外機は一般的にDCで動作する。これまで、家庭用蓄電池にDCで蓄えられた電力でエアコンを運転する場合には、DCからACへ変換後、さらにDCへ変換する必要があり、その際に電力ロスが発生していた。
しかし、DCハイブリッドエアコンでは、クラウド蓄電池にDCで蓄えられた電力をそのまま室外機へ供給できるようになった。蓄電池からAC変換したうえで給電する場合に比べて、電力の変換ロスを最大約5%低減する。
クラウドHEMSが蓄電池とエアコンと連携し、電気料金が上下する時間帯や太陽光発電の状況、蓄電池の残量などをモニタリング。