東京都・京橋で「いきもの」をテーマにした金属や木の作品の展覧会
同展は、現代立体造形作家6名が「いきもの」をテーマに、「金属」と「木」の異なる素材を使った作品を二期に分かれて展覧するもの。2014年9月より、同ギャラリーで開催されている企画「クリエイションの未来展」の展示のひとつで、日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイター、清水敏男(アートディレクター)、宮田亮平(金工作家)、伊東豊雄(建築家)、隈研吾(建築家)を監修者に迎え、それぞれ3ケ月ごとの会期で、独自のテーマで現在進行形の考えを具現化しており、今回はその第6回目となる。
なお、第一期では、同展の監修者であり、佐渡島伝承の金属工芸技法を現代に生かし、イルカをテーマにした「シュプリンゲン」シリーズを制作する宮田亮平と、様々なキャラクターの物語を金属素材の放つ生命感をもちいて現代的な作品を制作する丸山智巳、昆虫という小さな生命とその環境を鐵(くろがね)という重く硬い素材で軽やかに制作する相原健作らの、「金属」を使った作品が展示される。つづく第二期では、馬や羽などをモチーフに静謐で思索的な世界をつくる深井隆、玉眼をもつ猫や狐や幻獣をしなやかでミステリアスに表現する土屋仁応、毛並が波型に隆起した写実的な表現で躍動感あふれる狼などを制作する中里勇太らの「木」を使った木彫作品が展示されるということだ。
また、関連企画として、「トークショー1 宮田亮平+丸山智巳+相原健作」(12月19日)、「トークショー2 深井 隆+土屋仁応+中里勇太」(2016年1月30日)が開催される。いずれも18:30~20:00開催。参加費は無料だが、参加に際しては予約が必要となる。予約方法の詳細は同ギャラリーWebサイトにて。
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