生物研、小豆のゲノムをほぼ完全に解読 - 大豆より大きな品種も実現可能に
今回の研究に用いたのは日本で主に栽培されている「しゅまり」という品種の小豆で、全ゲノムの95%、約3万個の遺伝子配列を特定した。これにより目的遺伝子の場所が正確に分かるため、今後耐冷性や耐熱性などの特性を有する品種の効率的な育成に繋がることが期待されるという。
また、生物研がこれまでの研究で特定していた種子の大きさを制御する遺伝子が小豆にもあることも判明し、この遺伝子が機能を失うと種子の大きさが2倍になるため、研究グループはこれを利用することで2~3年後には大豆よりも大きな小豆品種が実現するとしている。