CTC、顧客用途に合わせたフラッシュストレージ導入の効果測定サービス開始
Flash Storage LABサービスは、フラッシュストレージを具体的に検討している顧客に対し、導入に向けてのワークショップや既存環境のアセスメント、製品の体感デモ、実証実験を一連で提供する。下表は対応ベンダーとシリーズ。
ワークショップでは、これまでのTSCを活用した検証実績やマルチベンダー環境での大規模システム構築実績から、多機能性やパフォーマンス重視などの分類に基づいて製品の特徴や検証結果を提供していく。
また、デモンストレーションでは、各製品のパフォーマンスの体感に加え、管理GUIの操作、データ容量削減の機能、障害時の可用性、DR(Disaster Recovery)機能、仮想化環境やDB環境での使用を体感できるという。
Flash Storage LABを経て導入するストレージが決まった顧客には、アセスメントや実機検証の結果に基づき、CTCのエンジニアが適切なシステムの設計・構築を行い、各製品の保守メンテナンスサービスまでトータルなサービスの提供を可能としている。Flash Storage LABサービスメニューは以下の表を参照。
同社によると近年、仮想化やビッグデータ技術の発展に伴いサーバ利用の効率化が進む中、複数のサーバやアプリケーションが1つのストレージを共有することで、ストレージの読み書き(I/O)がシステムのパフォーマンスに対するボトルネックになっている場合が多く見られるという。
ストレージI/Oの高速化や低消費電力などの利点からフラッシュメモリを使用したフラッシュストレージが注目されているが、従来のハードディスクに比べて高価なため、購入を検討している企業では投資効果の正確な判断が必要となっている。また、各ベンダーのフラッシュストレージは、ファイル共有、サーバの仮想化、データベースなどの用途やテキスト、映像などのデータの種類、量、データの圧縮、スケールアウトなどの機能により効果が異なるため、目的に応じたストレージの選択が重要だという。
今後も同社はTSCでの製品を拡充し、検証によるナレッジを蓄積していくことで、マルチベンダーとして技術力を強化するとともに顧客に最適なシステムを提供していく方針だ。