IPAなど、産業ロボット分野におけるIoT製品の安全を確保する技術の実証実験
内容としては、工場内の製造ラインを構成する装置からログなどの情報を収集し、異常を検知した場合に速やかに装置を安全に停止する仕組みなどを実装する「障害の波及防止対策(製造ライン稼働時の異常検出と対策)」および、工場内の製造ラインの増設や新規に装置を追加する場合に、その装置が信頼できる装置であることを確認するために、装置が信頼できるかなどの品質情報をやり取りする仕組みを実装し、製造ラインに組み込んで良いかの判断を行う「相互接続時の信用確認(要求品質が異なる装置を接続する際の対策)」の2つを予定している。
同実証実験の仕様決定、評価と報告書作成をIPA、実証実験のためのORiNアプリケーション作成をORiN協議会、実験環境の提供を機械振興協会が行う。
IPAによると、同実験で得られた結果は、現在策定中の開発指針に反映し、その有効性を高めると同時に、内容の充実を図っていくとしている。