愛あるセレクトをしたいママのみかた

共働きの家事分担、どうしてる?

マイナビニュース
共働きの家事分担、どうしてる?
●家事分担が平等な夫婦「当たり前では?」「フェアにいきたい」

料理がうまい奥さんが食事担当で、俺は皿洗いとゴミ捨て担当。奥さんには感謝されるけど、片付け好きだし、これくらいお安いご用だ……。今回はマイナビニュース会員のうち既婚男女200名に、夫婦で家事をどれくらいの割合で分担しているのか教えてもらった。

Q.家事の分担は夫:妻=1:1ですか?

はい (男性)34.0%/(女性)24.0%
いいえ (男性)66.0%/(女性)76.0%

Q.それはどうしてですか?

○1:1で分担している

■仕事も家事も平等
・「妻もフルで働いていて同じ立場なので」(38歳男性/情報・IT/技術職)
・「共働きとして、フェアにいきたいから」(27歳女性/通信/クリエイティブ職)
・「お互いの収入差がそれほど離れていないので、家事もほぼ半分ずつにしている」(32歳女性/小売店/事務系専門職)
・「お互い同じ会社なので、平等にしようと決めた」(28歳女性/電機/営業職)
・「お互い仕事をしていると、そうしないと負担が大きいから」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)

■妻を思って
・「負担を減らすため」(23歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「妻の帰宅が遅いので」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)
・「できるほうがやればいいので」(31歳男性/金融・証券/事務系専門職)
・「協力的な夫なので」(47歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)
・「夫が進んでなんでもしてくれる」(32歳女性/金融・証券/営業職)
・「当たり前では?」(34歳男性/情報・IT/技術職)

■妻のたっての希望で
・「相手がそうしたいから」(33歳男性/金融・証券/専門職)
・「強制的に」(24歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「相手のほうが主張がつよい」(29歳男性/電機/技術職)
・「話し合いの結果」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

■こんな夫婦も
・「それぞれに得意分野をやったら、効率的だった……妻・料理、夫・洗濯、アイロンかけ」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「早く帰った方がしています、効率がいい」(24歳女性/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「順番制」(44歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)

●家事分担に偏りがある夫婦「収入による」「甘えてしまっている」

○1:1ではない

■収入による
・「ほぼ私が働いているから」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)
・「自分のほうが所得が多いから」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)
・「私は非正規雇用だから」(40歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「妻の方が勤務時間も収入も少ないので家事を担当してます」(38歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「私がパートで働いているので、どうしても分担が多くなる」(31歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「お互いの収入による」(33歳男性/情報・IT/技術職)

■妻のほうが時間的余裕がある
・「妻の方が帰宅時間が早いので、必然的に妻の負担が増えてます」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)
・「私の方が働いている時間が少ないので、私の比率が多い」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「夫のほうが帰りが遅いので、やれることが限られる」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「拘束時間の多い仕事なので家事できない」(41歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「旦那の方が忙しいからそうはいかない」(37歳女性/ソフトウェア/技術職)
・「休みが週1の相手に対し、半々にはできない」(41歳女性/情報・IT/技術職)

■妻がやりたい!!
・「奥さんが気にして、多くやってくれるため」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・「私がやりたいから」(23歳女性/機械・精密機器/専門職)
・「家事は妻がやるものという先入観観念あり、それに甘えてしまっているから」(33歳男性/電機/技術職)
・「自分が、やったほうが安心」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「夫は家事が苦手で任せているとイライラするから、つい私がしてしまう」(29歳女性/金融・証券/営業職)
・「夫はあまり汚れていても気にならないので私がする」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「妻が手伝わせてくれない」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)

■家事が得意な妻がやる
・「妻が料理が得意なので、その分負担が多いと思います」(50歳以上男性/建設・土木/営業職)
・「私が得意だから多く担当」(28歳女性/生保・損保/営業職)
・「家事能力的に」(28歳女性/農林・水産/秘書・アシスタント職)
・「できる家事が少ないから」(30歳男性/医療・福祉/専門職)
・「苦手だから」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「料理が自分はできないから」(35歳男性/情報・IT/営業職)

■夫が多くやる人も
・「妻があまり家事が得意ではないので自分のほうが多くやってる気がするから」(32歳男性/通信/技術職)
・「妻のほうが体が弱いので夫のほうが高い」(33歳男性/医療・福祉/専門職)
・「自分の方が時間があるので」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)

■できるほうがする
・「できる人がすることになっているから」(31歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「早く家に帰る者が多く家事を分担する……休日は、それなりに分担」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「きっちりと線引きする必要性を感じない」(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)

■総評
家事の分担、夫と妻で1:1に均等に負担しているという家庭は、3割前後だった。夫婦で家事をきっちり分担していると答えた人は、「妻も遅くまで働いているから」「共働きなので家事も平等に」など、妻もフルタイムで働いている場合が多かった。夫婦で対等に働いているのだから家事も対等に分担、という感覚は合理的だ。

中には「妻の希望により」「話し合いの結果」家事を均等に分担したという夫婦もあった。「強制的に」という穏やかではない意見も……。
また「互いに得意分野をやる」「順番制」など、1:1と一口に言ってもそれぞれの家庭でのルールを作っているようだ。

ほぼ7割の家庭では、妻が家事を担当しているようだ。「1:1で分担」と答えた回答と裏表で「妻のほうが勤務時間も収入も少ない」「夫のほうが多く働いている」ため、妻が家事をして夫を支える、というスタイルに自然に収まっていた。家事の担当者は、労働時間や収入との兼ね合いで決まることがほとんどのようだ。

家事が得意な女性、苦手な男性も多いようで、「夫にやらせるとイライラするから私がやる」「自分でやったほうが安心」「私がやりたい」という妻の積極的な声、また「料理ができない」「妻が手伝わせてくれない」といった夫の自信ない声も目立っていた。夫が家事を全くやらないから仕方なく……という不満顔の妻もいた。

「できるほうがやる」「早く帰ったほうがやる」なんてスタイルの夫婦もあった。仕事で疲れて家に帰ったらあったかいご飯が待っている、という生活が確かに理想的。
負担や苦痛と思わず、互いに相手を思いやる気持ちで家事ができたら、不平不満や衝突もいくらか回避できるかもしれない。

調査時期: 2015年11月9日~2015年11月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性100名 女性100名 合計200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード