東京都・墨田区で浮世絵と写真で江戸・東京の文化や産業を一覧する企画展
同展では、江戸時代を通じて描かれた浮世絵と、明治以降に記録された写真や絵はがきを中心に展示を行い、隅田川をめぐる文化と産業について紹介する。
徳川家康の江戸入府以来、隅田川流域は開発が進められ、その中でも浅草寺がある浅草や幕府の米蔵があった蔵前、そして明暦の大火をきっかけにかけられた両国橋周辺は、江戸の人々の生活・文化の拠点となっていった。
また、隅田川は江戸時代には同館が扱う"たばこや塩"のほかさまざまな物資を運ぶための運河して用いられ、明治時代以降はその水運と水利がさらに活用され、近代軽工業の発祥の地となり、大蔵省専売局のたばこ工場も設立された。
会期中には、青山学院大学の落合功教授を講師とする「江戸・明治の製塩と流通」(1月24日)をはじめとした展示関連の講演会や、「講座意外と知らない塩のおはなし」(2月7日)などワークショップを開催予定となっている。
いずれも参加費無料だが、入館料は別途必要。