2015年12月8日 18:22
これさえ見れば問題なし! セキュリティ用語まとめ (2) "アンチウイルス"と何が違う? - エンドポイントセキュリティとは
情報セキュリティにはさまざまな専門用語がありますが、その多くのワードは「詳しくわからない」「他人に説明できるほどではない」という方が多いのではないでしょうか。マイナビニュースでは、カスペルスキー エヴァンジェリスト前田氏に寄稿いただき、"ググってもわからない"というセキュリティ用語を一から解説します。第2回は「エンドポイントセキュリティ」です。
著者プロフィール
○前田 典彦(まえだ のりひこ)カスペルスキー 情報セキュリティラボ チーフセキュリティエヴァンゲリスト
マルウェアを中心としたインターネット上の様々な脅威解析調査の結果をもとにし、講演や執筆活動を中心とした情報セキュリティ普及啓発活動に従事
○エンドポイントセキュリティとは
前回は、アンチウイルスソフトの仕組みについて解説しました。今回は、アンチウイルスをネットワーク、あるいはシステム上のどこに配置できるのかという点を考察します。
これを語る上で重要な用語として、エンドポイント(endpoint)があります。
エンドポイントは、文字通り「終端」「終点」という意味です。ネットワーク・システム上の終端は、一般的にはPC端末と捉えられがちですが、ウイルス対策におけるエンドポイントは「ウイルスが到達するところ」。