DragonFly BSD 4.4登場
「DragonFly BSD 4.4」における主な注目点は次のとおり。
グラフィックサポート(radeonドライバおよびi915ドライバ)をLinuxカーネル3.18に相当するバージョンへアップデート
CLDR (Unicode Common Locale Data Repository) 27.01導入によるCollationに対応した処理の実現(言語および地域の設定を反映してソートの順序を適切なものへ変更する機能)。リリース現在、この機能に対応した*BSDファミリーはDragonFly BSDだけとなる。FreeBSD開発版へはすでに同じコードがコミットされているため、FreeBSD 11.0-RELEASEからはFreeBSDでも同様のふるまいをするようになる
Unicode CLDR Project (http://cldr.unicode.org/)の提供するロケールデータの導入
正規表現ライブラリをFreeBSD互換からApple互換へ変更
システムのデフォルトリンカをGNU goldへ変更
DragonFly BSDはFreeBSDから派生したオペレーティングシステムであるため、多くのデータをFreeBSDと同期させている。今回のリリースではFreeBSDで更新が古い部分などをより積極的に新しいデータへ置き換える取り組みが実施されている。