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GMジャパン、日本で販売する全ラインナップにApple CarPlayを標準搭載

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GMジャパン、日本で販売する全ラインナップにApple CarPlayを標準搭載
GMジャパンは8日、自社が日本市場に輸入・販売する2016年のラインアップより、キャデラックとシボレーの全車種に統合制御ナビゲーションシステムを搭載し、AppleのCarPlayに対応すると発表した。標準搭載車両は2016年1月9日から順次発売する。メーカー純正のナビゲーションシステムがCarPlayに標準対応するのは国内初。iPhoneユーザー以外には統合制御ナビゲーションシステムで対応する。

CarPlayはキャデラックの車両では「CUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)」、シボレーの車両では「シボレーMyLink」という統合制御ナビゲーションシステムが対応し、Lightningケーブルで接続することでCarPlay画面に切り替わりiPhoneの操作と同じように使うことができる。またSiriを使ったハンズフリー通話、音楽再生、マップやナビの操作、メッセージの読み上げなどができるため、運転中のより安全な利用が可能になる。

搭載されるのは2016年発売モデルからで、これまでの購入者に後付けでCarPlayを搭載したりシステム更新などの対応は今のところ予定されていない。またGMでは専用アプリを順次開発予定とのこと。


○実車にて動作確認

実際にCarPlayを搭載した車両でiPhoneとの接続を確認することができた。

iPhoneをセンターコンソールのボックスにあるUSBコネクタに接続すると、ダッシュボードの液晶画面に「CarPlay」のアイコンが表示され、画面をタップしてCarPlay画面に切り替わる。

ハンドルについているボタンを使ってSiriに命令を出すことができる。マイクは頭上のバックミラー付近。今回の試用ではドアを開けたままだったため、いまひとつ操作がスムースに行われなかったのは残念なところ。

マップの操作などはSiriを使って走行中も可能だが、一部画面を触って行う操作もありその場合はこれまで通り止まってからの操作が基本になる。Siriを使ったり液晶画面をタップしたりと忙しい印象もあり、これらがもう少し整理されれば使いやすくなると思われる。これはGMの課題というよりはAppleの課題と言えるだろう。


いずれにしろ純正でSiriを使ってCarPlayが使えるようになるのはiPhoneユーザーにとっては便利だ。さらなる普及を期待したい。

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