2015年12月9日 14:46
東京都・多摩動物公園で、ネコ科「サーバル」の子どもたちを公開
多摩動物公園(東京都日野市)では12月10日、サーバルの子ども2頭の展示を開始する。
○母親の献身的な子育てのもと、2頭はすくすくと成長中
2頭は9月28日に誕生。当日朝、メスの「ユリ」に出産の兆候が現れ、15時11分と16時17分、2頭の誕生をモニターで確認した。「ユリ」は初産だったが、赤ちゃんをていねいにグルーミングしたり授乳したり、落ち着いて子育てをしている。サーバルの子どもが無事に育つのは2003年以来、じつに12年ぶりのこととなる。
母親「ユリ」は羽村市動物公園から2014年10月に同園に来園。来園当初約1歳だった「ユリ」の顔つきは幼く、行動にはあどけなさが感じられたが、来園から半年ほど経つ頃にはしっかりとした体つきへと成長。そして2015年7月13日、オスの「ポール」との交尾が確認された。
それから約2カ月経つ頃に「ユリ」のお腹がふくらみ始め、みるみる大きくなっていった。サーバルの妊娠期間は75日ほどと言われているが、最終交尾から73日目の9月28日、朝から出産の兆候が少しずつ現れ、15時11分に1頭目を出産、16時17分に2頭目を無事に産んだ。初産だったため、「ユリ」