くらし情報『タワークレーンが消えない街 -“丸の内エリア”の再開発はなぜ終わらないのか【後編】』

2015年12月10日 09:30

タワークレーンが消えない街 -“丸の内エリア”の再開発はなぜ終わらないのか【後編】

タワークレーンが消えない街 -“丸の内エリア”の再開発はなぜ終わらないのか【後編】
●日本の“シリコンバレー”を予感させる街づくり
「丸の内エリアの再開発はなぜ終わらないのか」と題し、レポートさせていただいたが、答えは「終わらない」という結論になったのは前回のとおり。どのような再開発が行われているのか、建築物を中心に紹介した。だが、建物、いわばハード面だけをただ単に用意しても本当の再開発とはいえない。街を活性化するためのソフト面ともいえる取り組みも必要になってくる。

さて“丸の内エリア”とは、大手町・丸の内・有楽町地区の総称だが、そもそもこれらの地区にどのような企業が入居しているのだろうか。ご存じのとおり、日本を代表する名だたる企業の本社が集約している。

例を挙げると、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、日本生命、日立製作所、JXホールディングス、三菱商事、KDDI、読売新聞、日本郵政などなどキリがないのでやめるが、まさに日本経済の根幹をなす企業・団体が集まる地だといってよい。米フォーチュン誌が発表する企業ランキング「フォーチュン・グローバル500」にランクインしている企業のうち、18社がこのエリアに本社をかまえる。
ニューヨーク市で19社であることを考えると、いかにこの狭い範囲にグローバル企業が集中しているのかがわかるだろう。

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