2015年12月11日 15:41
アクセンチュア、オープンイノベーションの橋渡しとなる新組織を設立
アクセンチュアは12月10日、日本におけるオープンイノベーションの中核を目指す組織として、オープンイノベーションを生み出す幅広い活動を集約させた新組織「アクセンチュア・オープンイノベーション・イニシアチブ」を設立したと発表した。
執行役員 デジタル コンサルティング本部 統括本部長 立花良範氏が、新組織を立ち上げた理由について説明した。
立花氏は、「デジタル化の進展により、あらゆる企業において、技術力を競う戦いと新たな顧客体験を追及する戦いが置き始めている。また、事業モデルもモノを売ることから、モノとサービスを合わせた成果を提供することにシフトしつつある。そうしたなか、イノベーションが求められており、協業のあり方も変わらなければならない。これからは、大企業、スタートアップ、政府自治体がエコシステムを組成し、対等な協業を実現することが必要となってきている。われわれは、これらの橋渡しをする存在になることを目指している」と語った。
同社の調査によると、企業の協業、イノベーション、収益成長率には相関性があることがわかっているという。
すべての企業が、協業の度合いの高い企業と同程度の協業を実施すると、全世界で1.5兆ドルの成長機会があるとしている。