主婦の掃除機がけ範囲は平均73.63%、対するルンバの可動範囲は?
検証では、同量のサンプルゴミを散布した一般的な家庭環境(都内ハウススタジオ)のリビング・ダイニング・キッチン・廊下の床面を主婦5名に普段通りの清掃を行ってもらい、掃除機のヘッドの軌跡によってフロアカバー率を集計。また、ロボット掃除機は「ルンバ 980」を使用し、同様の環境で床面の清掃を行い、ロボット掃除機が稼働した軌跡の3回平均のフロアカバー率を集計した。
なお、検証の際には、部屋の各所には定点カメラを設置したほか、主婦にはウェアラブルカメラを装着。掃除機ヘッドとロボット掃除機の軌跡が、コンピューターグラフィックス(CG)編集によって塗りつぶされた掃除対象範囲を消去していく視覚効果で掃除した範囲の確認を行い、それぞれが総床面に対して何%清掃できたかを専門家監修のもとで計測を行った。
その結果、主婦はしっかり掃除機を掛けているつもりが、平均73.63%という結果となった。同社は「人によって掃除の仕方が異なるものの、満遍なく掃除をすることが難しいということが分かった」と分析している。一方のロボット掃除機は平均99.05%と高いフロアカバー率となり、全体くまなく動き回り3回とも高いカバー率で清掃を行っていることが分かった。
さらに、主婦の掃除機がけの特徴として、「全体に清掃できるように掃除機を動かすが、目に見えるゴミだけを追う動きである」「ウェアブルカメラを装着した主婦の視点から、見えるゴミだけを見ている傾向がある」「家具の下などのゴミは気が付かず、掃除をしない」「ダイニングチェアなどの複雑な環境ではムラがある」ことを指摘している。
心理学者の富田隆氏は、「人間は視覚に依存する生き物で、頭の中でとらえたゴミを取ったという主観的な現実に基づいて、部屋全体を完璧にキレイにした感覚になる。これに対してロボット掃除機は、端から順番に一つの例外もなく、満遍なく処理を行うところが優れている」とコメントし、今回の検証が一般的な掃除において当てはまるケースであるとの見解を示している。
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