2015年12月16日 07:00
10nm採用のXeon Phi「Knights Hill」の開発は予定通り - Intel
Intelは、米Argonne National Laboratory(ANL)が2018年に稼働を予定しているピーク演算性能180PFlopsの次世代スーパーコンピュータ「Aurora」に搭載される予定である10nmプロセス採用の次世代Xeon Phi「Knights Hill」(開発コード名)の開発が予定通りに進んでいることを明らかにした。
これは、12月10日、同社の日本法人であるインテルが都内で開催したHPC分野のカンファレンス「インテル ソフトウェア・カンファレンス東京」のメディア向けラウンドテーブルにて語られたもの。
ラウンドテーブルの話題の中心は、第2世代Xeon Phi「Knights Landing」(開発コード名)を核とする「Intel Scalable System Framework(SSF)」であった。これは、プロセッサ、ファブリック、メモリ/ストレージ、ソフトウェアの4つの要素を組み合わせることで、柔軟性のあるHPCの構築を実現しようというもの。ファブリックとしては、第1世代Omni-Pathが採用される。この第1世代Omni-Pathに関しては、2014年にKnights Hillの存在が発表された際に語られたこと以上に新たな点はほぼ見られなかった。