くらし情報『NEC、インテルとモバイル基地局を仮想化するソリューション開発で協業』

2015年12月18日 14:16

NEC、インテルとモバイル基地局を仮想化するソリューション開発で協業

NEC、インテルとモバイル基地局を仮想化するソリューション開発で協業
NECは12月18日、インテルと次世代無線インフラ向けにモバイル基地局を仮想化する「Cloud-RANソリューション」を共同開発すると発表した。インテルは仮想化ノウハウを提供し、NECはそのノウハウを基地局の仮想化に適用および、全体管理を担当。両社は、2016年2月にCloud-RANソリューションの有効性を検証する実証実験の開始を予定している。

一体型モバイル基地局は電波の送受信を行う無線処理部(RU:Radio Unit)と、データ処理を行うデジタル処理部(DU:Digital Unit)で構成されている。両社が開発するソリューションは、携帯電話やタブレット、今後普及が見込まれるIoTの接続制御などを行うDUのレイヤー2以上の上位処理部分機能を仮想化し、インテルのマルチコアプロセッサーを搭載した汎用サーバ上の仮想化基盤上に集中化する。

DUが各RUを集中制御することで通信容量に応じて基地局の処理能力を柔軟に変更可能なため、省電力化などによる運用コストの削減やデータ処理が集中する場所での通信性能向上を実現するとしている。

近年、高画質な動画配信サービスやIoTの普及などの影響でモバイル通信の需要は拡大しており、高速大容量ネットワークの構築・運用が求められている。

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