NEC、インテルとモバイル基地局を仮想化するソリューション開発で協業
一体型モバイル基地局は電波の送受信を行う無線処理部(RU:Radio Unit)と、データ処理を行うデジタル処理部(DU:Digital Unit)で構成されている。両社が開発するソリューションは、携帯電話やタブレット、今後普及が見込まれるIoTの接続制御などを行うDUのレイヤー2以上の上位処理部分機能を仮想化し、インテルのマルチコアプロセッサーを搭載した汎用サーバ上の仮想化基盤上に集中化する。
DUが各RUを集中制御することで通信容量に応じて基地局の処理能力を柔軟に変更可能なため、省電力化などによる運用コストの削減やデータ処理が集中する場所での通信性能向上を実現するとしている。
近年、高画質な動画配信サービスやIoTの普及などの影響でモバイル通信の需要は拡大しており、高速大容量ネットワークの構築・運用が求められている。通信需要に合わせて高速大容量ネットワークを新たに構築するためには専用ハードの調達など、作業に多くの時間とコストを要するという。
また、追加の設備投資に伴い運用コストも急激に増えるという課題もあり、解決するためにNECはインテルと協業している。NECは、インテルのマルチコアプロセッサーやNIC、DPDK(Data Plane Development Kit:インテルが提供するIAサーバの高速パケット転送処理を実現するためのソフトウェアライブラリ)を採用した汎用ハードウェアの仮想化基盤上にvEPC(仮想モバイルコアネットワーク)ソリューション、vCPE(顧客宅内通信機器の仮想化)ソリューションを展開。
今回、両社は仮想化の対象をモバイル基地局まで拡張し、商用化に向けた検討を進めていくとともに5G世代に向けて仮想基盤ネットワークインフラの検証を共同で実施する。
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