2015年12月20日 08:00
アンゼたかしさんに聞いた、英語を訳すのに大切なこと
●『マッドマックス』は試写段階ですごいと思った
社内の公用語が英語になったり、海外の会社と取引をしたり、ビジネスの中で英語を使うことが日常になっている人も多い昨今。「英語のプロ」である翻訳者は、一体どのようなことに気をつけながら仕事を行っているのだろうか。話題の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の訳を手がけたアンゼたかしさんに話を伺った。
<取材対象者>
アンゼたかし
映画『クリード チャンプを継ぐ男』『インターステラー』『ダークナイト ライジング』『ハングオーバー』シリーズ『シャーロック・ホームズ』シリーズ『マッドマックス 怒りのデスロード』(吹替・字幕)、『ホビット』シリーズ(字幕)、『ゼロ・グラビティ』『トータル・リコール』『永遠の僕たち』(吹替)、など多くの映画の字幕・吹き替え訳を担当。翻訳の専門校フェロー・アカデミー講師としても活躍している。
○翻訳者に必要なのは、日本語力
――英語に興味を持たれたのは、何がきっかけだったんですか?
子どもの頃、家にあった洋楽のレコードの歌詞カードを見ていたので、その頃から興味を持っていました。職業にしようと思ったのは、大学時代です。