くらし情報『日本のビッグデータ・AI業界に求められるものとは? - NIIの教授が語る現状』

2015年12月21日 16:05

日本のビッグデータ・AI業界に求められるものとは? - NIIの教授が語る現状

日本のビッグデータ・AI業界に求められるものとは? - NIIの教授が語る現状
国立情報学研究所(NII)は12月18日、記者懇談会を開催し、NII情報学プリンシプル研究系教授の河原林健一氏が「理論研究とビッグデータ&人工知能」をテーマに講演し、日本におけるビッグデータ・AI業界の現状や同氏が研究総括を務める「河原林巨大グラフプロジェクト」について説明した。

冒頭に同氏はビッグデータの出現により「データ量の増大でコンピューターの演算処理が求められる速度に追い付かなくなってきたほか、無人センサーが過剰に情報を集めていることやSNSの出現で、最適な答えを長い時間(1週間~1カ月)で求めることよりも短時間で1%の改良に対する欲求があり、かつダイナミックな変化に追従する必要もある。そこでNIIはデータ量の増大に対し、コンピューター以外にビッグデータに関する理論研究と実用研究を行っている」と語った。

また「情報爆発時代(ビッグデータ処理)を迎え、理論研究者へのニーズの高まりを受け、理論研究の経験を有した意欲的な研究者が実用研究へ参入することで大きな成果を収められつつある。理論の導入による新しい実用手法としては情報爆発を計算理論で制御するほか、検索エンジン、データマイニング手法などがある。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.