くらし情報『川崎重工初! 米国にボーイング777X用航空機用部品の製造ライン新設』

2015年12月25日 09:12

川崎重工初! 米国にボーイング777X用航空機用部品の製造ライン新設

川崎重工初! 米国にボーイング777X用航空機用部品の製造ライン新設
川崎重工業は12月24日、米国の現地法人Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.(以下、KMM)のリンカーン工場(ネブラスカ州)において、ボーイング社の最新鋭民間旅客機であるボーイング777X用貨物扉の組立ラインを新設したことを発表した。

ボーイング777Xは大型双発旅客機ボーイング777シリーズの後継機で、2017年に製造を開始、初号機の引き渡しは2020年を予定している。米国での航空機用部品製造は同社としては初の取り組みであり、2017年3月までにリンカーン工場にある既設建屋内の約2,800平方メートルのエリアを整備し、同年5月より組立作業を開始する。

同社はボーイング777Xの開発・製造において、前部胴体・中部胴体・主脚格納部・後部圧力隔壁および貨物扉を担当する。今回、リンカーン工場に自動打鋲機(オートリベッター)や自社製塗装ロボットを導入することにより、製造の自動化や高速化および品質の安定化を推進し、貨物扉の効率的な組立作業を行う。

リンカーン工場は、Kawasaki Motors Corp., U.S.A.の製造部門として1974年にモーターサイクルの生産を開始し(1981年にKMMとして独立)

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