15年間の開発をへてPerl 6.0が登場
Perl 6の主な特徴は以下の通り。
表現力と実用性の高さ、自然言語的な表現、言語設計の推進といったPerlの価値を継承
綺麗でモダンなシンタックスを実現するとともに、必要に応じて改善を取り込み
オブジェクト指向、関数、手続き型、並列プログラミングといった複数のパラダイムを実現
Perl 5と互換性を維持しつつ、C/C++といったコードの簡単な呼び出しの実現、およびグルー言語としての機能の実現
非同期データや並列計算で利用できるカスタマイズ可能なコンストラクタの実現
正規表現シンタックスの大幅な改善
書記素レベルで利用できるユニコードサポートの実現
デバッグおよびリファクタリングを簡単にするための変数スコープおよびカプセル化機能の提供
ユーザ定義オペレータなどによるメタオブジェクトプログラミングを使った拡張性の提供
Rakudo Perl 6の開発チームは今後も開発を継続するとしており、毎月実施しているリリースは今後も行うと説明している。初の安定版リリースとなるが、今後もスピード、互換性、安定性などの向上に向けた開発を継続するとしている。