2016年1月4日 11:20
コグニティブ・ビジネスを通じ顧客の変革を支援 - IBM与那嶺社長
2016年の年頭にあたり、日本IBMの代表取締役社長を務めるポール与那嶺氏は、以下の年頭所感を発表した。
コグニティブ・ビジネスを通じ、顧客の競争力の強化と変革を支援
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
近年、「ウーバライゼーション(Uberization)」という言葉に象徴されるように、これまで競合と考えられなかった企業がデジタル技術を駆使して既存の市場に革新的なビジネスモデルで参入し、従来のプレイヤーを脅かすなど、さまざまな産業で業界の統合や融合が加速しています。こうした環境の中で勝ち抜いていくためには、圧倒的な顧客体験の提供や徹底的な効率化などにより競争力を強化するだけでなく、これまでにないまったく新しい価値を創造し、提供していくことが必要になると考えています。
IBMは昨秋、テクノロジーとビジネスの新たな時代の重要なテーマとなる “コグニティブ・ビジネス”を提唱しました。コグニティブ・ビジネスは、インターネットなどを通じて日々生み出される膨大なデータを理解し、人と自然にかかわり合い、これまでにない規模で学習し、目的を持った推論をするシステムを利用することで、人がより良い意思決定を可能にするものです。