くらし情報『Outlookを起動しただけで感染する脆弱性 - MSはパッチ配布済み』

2016年1月6日 15:34

Outlookを起動しただけで感染する脆弱性 - MSはパッチ配布済み

Outlookを起動しただけで感染する脆弱性 - MSはパッチ配布済み
カスペルスキーは1月5日、Microsoft Officeに含まれているメールソフト「Outlook」で新たに見つかった脆弱性について解説した。

Outlookの「BadWinmail」という脆弱性は、メールを開かなくても、Outlookを起動しただけでウイルスに感染させる恐れがある。その名称は、発見したセキュリティリサーチャーのリー・ハイフェイ(Haifei Li)氏が付けたもの。

原因となるのは「OLE(Object Linking and Embedding)」と呼ばれる機能。これは、MS Officeのファイルにオブジェクトを埋め込むための機能で、WordやExcelのファイルだけでなく、Outlookのメールにも埋め込むことが可能だ。

OLEは、埋め込まれたすべてのオブジェクトを実行する仕様となっており、セキュリティ対策がほとんど考慮されていない。オブジェクト内に悪意あるコードが含まれていた場合でも実行してしまう。

攻撃者は、OLEを悪用し、エクスプロイトが添付されたメールを送信する。
Outlookは、標準でソフトの起動時にメールを受信する設定になっており、Outlookの起動と同時に悪意のあるメールを受信し、攻撃が実行されてしまう。

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