愛あるセレクトをしたいママのみかた

なにわ男子・長尾謙杜、配信映画主演に喜び「世界への第一歩」 自身の変化も語る

マイナビニュース
なにわ男子・長尾謙杜、配信映画主演に喜び「世界への第一歩」 自身の変化も語る

●「グループとしていつか世界に」配信作品出演はチャンス
アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が単独初主演を務めたAmazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が、2月11日よりプライム会員向けに世界同時配信される。長尾にとって本作は、「デビューと同じくらい大きなターニングポイントになった」という。配信開始を前にインタビューし、本作出演がどのような経験になったのか、また、アイドルと俳優の相乗効果や、今後の目標など、話を聞いた。

森絵都氏の小説『カラフル』を実写化した本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探っていくミステリー。主人公のシロ/真を長尾が演じた。

――『HOMESTAY(ホームステイ)』の話を聞いたときの心境を教えてください。

マネージャーさんから聞いたときはびっくりしました。「僕ですか?」と。
主演ってすごく大きなことだなと感じましたし、配信モノに参加させていただけることがすごくうれしかったです。配信だからこそ世界に届くものがあり、グループとしていつか世界に行きたいと思っているので、チャンスだと思って頑張ろうと思いました。

――メンバーの皆さんの反応はいかがでしたか?

決まったときは「おめでとう」「頑張れ!」と言ってくれて、予告編も「見たよ」と言ってくれました。

――主演や映画をやってみたいという思いはありましたか?

ずっと思っていたので、すごくうれしかったです。初主演映画なのでプレッシャーも感じながら、責任感やプレッシャーを緊張感に変えて頑張りました。

――プレッシャーはどうやって乗り越えたのでしょうか。

クランクインする前に、衣装合わせと読み合わせに加え、オンラインでアメリカの演技指導の方に役作りを手伝っていただき、お芝居に正解はないですが、自分の中での目標地点までの行き方を教えてもらったので自信がつきましたし、撮影が毎日楽しくなりました。

――演技指導は、具体的にどんなことをやりましたか?

「台本からどんな風景が見えますか?」と聞かれたり、台本に描かれていない部分を……今回だったらシロになりきってスピーチしたり。
その指導があったから役をつかむことができ、シロと真を演じられたのかなと思います。

――最終的に真とシロをどんな青年だととらえて演じましたか?

真は、物事をある方面でしか見られない。最終的に悩んで悩んで死んでしまうので、内向的で、見ておかないと心配な子なのかなと思います。シロは時間制限がありながら、自分が生きるために真の死んだ理由も探しつつ、でも100日間も楽しんでいるような、好奇心旺盛で、少年感がある。僕はシロに近くて、真を演じるほうが難しかったです。

――長尾さんは、周りの人から見た自分と本来の自分のギャップを感じることはありますか?

ありますね。ファンの皆さんが感想を書いてくれるのがうれしくてチェックしたりするんですけど、こう感じてくれるんやなって思います。ギャップでいうと、そこまでうるさないよって(笑)。
意外と僕、みんなが思っているよりしっかりしていると思います(笑)

――真の幼馴染・晶役の山田杏奈さんや、憧れの先輩・美月役の八木莉可子さんなど、同世代の方が多い現場だったと思いますが、いかがでしたか?

山田さんや八木さんも年齢が1個2個くらいしか変わらなかったので話しやすかったです。何気ない会話もできて距離が縮まったので、それがお芝居にいいように出ていたらなと思います。

――真の父役の佐々木蔵之介さん、管理人を名乗る謎の人物役の濱田岳さんなど、経験豊富な方たちも出演されていますが、アドバイスなどもらいましたか?

アドバイスはありませんでしたが、蔵之介さんや濱田岳さんなど、これまでテレビで見ていた俳優さん方とご一緒させていただけるのはすごく光栄でした。

●エンドロールに興奮「主演の実感が湧いた」
――お気に入りのシーンを教えてください。

真がどんどん変わっていって短髪になる瞬間はテンションが上がりました。あと、エンドロールもめっちゃテンション上がりました! たくさんの名前を見て、こんなにもたくさんの方が関わってくださったんだなと、すごくありがたいことだと感じましたし、最初に「長尾謙杜」と出てきて主演の実感が湧きました。

――アイドルとしての経験が俳優に生きていると感じますか?

ライブをしていて、ファンの皆さんに楽しんでいただいたり、幸せになっていただけることが一番ですが、自分たちが楽しむことも大切だと思っています。それはお芝居も一緒で、見ている方に感動や何か届く作品を作るのが一番ですが、自分たちも楽しみながら心が動くような芝居ができていたらと思っているので、そういうところがつながっていたらいいなと思います。


――本作での演技指導で表現力が培われたと思いますが、アイドル活動にもプラスになりそうでしょうか。

表情などはライブでも必要になってくる要素ですが、今回の映画は表情に苦戦しました。配信で世界の方にも楽しんでいただけるということを考えたら、表情ってすごく難しいなって改めて感じて。どうやったら世界の皆さんにも何か届くものになるんだろうと考えましたが、まだまだ力が全然だと思いましたし、これからより頑張ろうと思いました。

――世界を目標にされている長尾さんにとって、世界のことを考えるいいきっかけになったのでは?

本当にいいきっかけになりましたし、いいチャンスにもなりましたし、世界への第一歩なのかなと思います。

――『HOMESTAY(ホームステイ)』出演が決まったときはジャニーズJr.でしたが、配信されるときはデビュー組に。それについてはどう感じていますか?

撮影中もジュニアで、配信されるときにデビュー組になっていると思ってもなかったので、デビューできていてすごくうれしいです。デビューしたことによってこの作品への注目度というか、皆さんに見ていただける可能性が広がったと思うので、映画としても僕にしても追い風になっていて、いい環境にいられて幸せです。


●デビューと同じくらい大きなターニングポイントに
――本作は、生きる勇気をもらえる物語ですが、長尾さんはこの作品からそういったパワーをもらいましたか?

この作品を経験できたことはすごく大きくて、デビューと同じくらい大きなターニングポイントというか、19年間生きてきてピンを打つなら、デビューと同じくらい大きいピンがここに打たれていると思います。この作品を経験したことがこれからの活力になるのかなと。考え方も広がりましたし、この経験を大切にしてこれからも頑張っていきたいと思います。

――考え方が広がったとのことですが、どういう風に変化したのでしょうか。

スタッフさんやプロデューサー、監督とも仲良くさせていただいて、いろいろなことで活躍されている方々のお話を聞けば聞くほど違う刺激が入ってきて考え方が広がりました。これまで「疲れたな」って思うときがあると、「疲れたな」で終わっていたんですけど、この作品を経験したことによって、疲れているけど次の仕事をどう楽しもうか考えるようになりました。撮影のときに笑顔でピースしているけど、頭の中では面白いことを考えたり、そうやって楽しんでいます(笑)

――本当に大事な経験になったんですね。

すごく大きな経験になりました。
そしてより変人になったかもしれません(笑)。より人としての魅力が増していたらなと思います。

――より変人に!?

僕、「変わっているね」って言われることが多いんですけど、この作品を経験してから、「変わっているね」と言われる回数がすごく増えました。自分では何がおかしいのかわからないんですけど、マネージャーさんから「変わってますね」「長尾さんやばいですよ」と言われます(笑)

――『となりのチカラ』(テレビ朝日)の放送もスタートしましたが、『HOMESTAY(ホームステイ)』での経験が生かせたことはありますか?

物怖じしないというか、あの経験があったからこそ、何事も前向きに挑戦的に頑張れているのかなと思います。でも、現場の雰囲気もキャストの皆さんも違います。(松本)潤くんがいて、上戸(彩)さん、松嶋(菜々子)、おばあちゃん役の風吹(ジュン)さんもいて、皆さんお芝居の考え方や挑み方が違うので見ていて面白く、また違ったいい経験をさせていただいていますし、(脚本の)遊川(和彦)さんのもとでお芝居させていただくのは光栄だなと思います。

――自分の視界が変わったなと感じる瞬間はありますか?

『HOMESTAY(ホームステイ)』を経験したことにより、ここはこうしたほうがいいのかなって気づける部分は増えましたが、『となりのチカラ』でもたくさんの豪華なキャストの方々と共演させていただいて、まだまだだなと感じますし、もっと経験して頑張らないとなって。より向上心が芽生えたと思います。


●生田斗真に憧れ「僕もいろんな芝居ができる俳優に」
――影響を受けた先輩俳優の言葉などがありましたら教えてください。

古田新太さんと共演させていただいたときに、背中を押してくれるような言葉をいただきました。「飾らなくていいんだよ」「自分が思うように」と言われて、自分らしく頑張ろうと思いました。

――その言葉は、『HOMESTAY(ホームステイ)』の現場でも意識しましたか?
今回もそうですし、その一言はずっと覚えています。私生活でも“自分らしく”って大切だなと感じますし、いろいろなところでその言葉が思い出されます。

――その言葉をもらったのは、『俺のスカート、どこ行った?』のときですよね?

はい、『俺スカ』のときに。デビューのタイミングで関ジャニ∞さんの番組に出演させていただいたときも古田さんとご一緒して、そのときに写真も撮っていただきました。20歳になったらご飯につれていってくださいって約束をしているので、それがすごく楽しみです!

――今後どういう俳優になりたいか、展望を教えてください。

口だけにならない俳優、それが一番だと思います。正直に生きていけたらなと思いますし、何か届くような、何か感じてもらえるような俳優さんになっていけたら。そして、憧れている先輩の生田斗真くんはいろいろな役を演じられていますが、どれも違う人に見え、すごい幅広い俳優さんだと思うので、僕もいろんな芝居ができる俳優さんになりたいです。

――今回は学生の役でしたが、今後やりたい役はありますか?

時代劇に出てみたいです。よく「似合いますよ、長尾さん! 昭和顔なので」って言われるんですけど、全然褒めてないなって(笑)。でも、今の人は見たことがない歴史をどう表現するか考えるのは楽しいですし、日本人なら侍や武将を演じてみたい。名前の由来である上杉謙信もいつか演じたいです。あと、小さい頃に『海猿』が大好きで、小さい頃の夢は海上保安官だったので、海上保安官の役も演じてみたいです。

――最後に、シロが真の身体に乗り移る(ホームステイする)という本作にちなみ、長尾さんが誰かの身体に100日間ホームステイできるとしたら誰になりたいですか?

サッカーのレアル・マドリードのルカ・モドリッチ選手になりたいです。もう36歳ですがスタメンで活躍していて、めちゃくちゃかっこよくて、プレーがすごいうまいんです! それを自分の体で体験してみたいですし、その人の視点で世界を見てみたいです。

■長尾謙杜
2002年8月15日生まれ、大阪府出身。2021年11月12日、なにわ男子としてシングル「初心LOVE」でCDデビュー。俳優としては、映画『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』(2017)、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(2019/日本テレビ)、『メンズ校』(2020/テレビ東京)などに出演。Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』(2月11日配信)で単独初主演。現在放送中のドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日)にも出演している。

(C)2022 Amazon Content Services, LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.

提供元の記事

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード