これが噂の猫のコミケ!? 東京都・原宿で開催中のにゃんこ展に行ってきた
○ギャラリー外観
地下鉄明治神宮駅から歩くこと5分程。奇抜なデザインのギャラリーが見えてきた。
黒いスティックが絡み合ったデザインの外観だ。こちらを目印にするとわかりやすいだろう。
○作品は全て猫モチーフ!!
ギャラリー内にはいくつもの小部屋があり、それぞれのスペースで作家さんたちが自身の作品を展示・販売している。
販売されているものはアクセサリーをはじめ、ポストカードや猫用オモチャ、カバンや帽子など様々だが、展覧会のテーマが猫なので、どの作品にも必ず猫が登場している。
この展覧会は毎年取材をしているが、今年も例年に劣らず可愛くて目移りする作品ばかりだ。ギャラリーの小部屋に制作した作家さん本人が居らっしゃることもあるので、猫の話題でおしゃべりするのもすごく楽しい。
○猫好きにはたまらない作品ばかり
毎年必ず「にゃんこ展」を訪れているのだが、毎回毎回訪問の度に大量の猫グッズを買っている筆者。
今年はもう散財しないよう気をつけようとした矢先だったが……。
……猫好きの理性を全力で奪いにくるこの作品の数々。財布なんか持ってくるんじゃなかったと大変後悔した。
○猫の王様!!
作品を見ていて何が楽しいって、それはやはり、「うちの子」に似ている猫を見つけた瞬間だろう。こちらの王冠を載せた猫は、我が家のお姫様にソックリだった。
こちらが実際の姫様のお姿である。500円で買ってきたフェルトの猫の王冠を頭に載せている。「あたくしの命令に従いなさいこの愚民ども」とでも言いそうな雰囲気だ。
ちなみに、王冠だけでなく他の帽子をかぶった猫たちの作品も多数あったので、猫飼いの皆さまには是非とも足を止めて見ていただきたいと思う。
○和風な猫のストラップ
ギャラリー内に多く目立ったのがストラップだ。手ごろな値段な上、どこにでもつけられるからなのだろうか、このように色々な柄の猫達が所狭しと並んでいた。
○猫の顔がストラップに
また、同じく多く目についたのがフェルトを使った猫グッズだ。
柔らな手触り、ふわふわな感触……。猫の毛並みを表現するのに適しているからか、ストラップやぬいぐるみなど、フェルトを用いたものが非常に多かった。
作品によっては、このように猫のマズル(口の「ω」の部分)をしっかりと強調したものもあり、猫好き達のストライクゾーンを全力で狙いに来ていると感じた。
○二階へ行くのも忘れずに
そうそう、にゃんこ展を訪れる方達には、くれぐれも訪問漏れのないようお気をつけいただきたい。二階にもギャラリーがあるのだ。
○猫じゃらし立てが!!
二階の作品で個人的に面白いなと思ったのがこちら。あたたかみのある木の額縁。
近づいてよく見てみると……。
何と、猫じゃらしが飾ってあった。遠くから見るとどこにも猫らしきものが見当たらなかっただけに、このギャップに盛大にノックアウトされてしまった。
○別館へ
そしてこの通路を使ってEAST館へと向かう。
お恥ずかしい話だが数年前に同じこのにゃんこ展を訪れた際は、WEST館だけしか見ておらず、EAST館の存在を知らなかった。これから訪れるという方は、別館のにゃんこ展もお忘れなく見ていただきたい。
○巻きつく猫たち
EAST館も同じにゃんこ展なので、猫がモチーフとなった作品がたくさん展示・販売されている。
こちらは「ぐにゃにゃんこ」という作品。
名前の通り、ぐにゃぐにゃと自由自在に変形する。指輪としても使うことができるし、他の使い方もできる。
他の使い方の例として、ギャラリーでは神社が展示されていた。
指輪として使用しない際は、このように何か物に巻きつけて使うらしい。三毛猫やサバトラなど、様々な柄の猫たちが何かに巻きついていた。
○透けてる
にゃんこ展では、ポストカードや写真が販売されている。その中で「ナニコレ!?」と思ったのがこちら。
……透けてる。
……どう見ても、透けてる。こんな写真、どうやって作成するのか知りたかったが、作家さんが不在だったので聞けずじまいだった。
○猫のグラス
こちらは猫が描かれたグラス。どの色も実に美しいが、三つ並べると美しさが限界値を突破するので個人的に三つ全部欲しいと思った作品だった。
○手乗りにゃんこ
それと、こちらも筆者の購買意欲を全力投球で揺さぶりかけてきた作品だ。
その理由は至極明白。うちの子に似ているからだ。
○結局買ったのは……
財布の紐をまるで貝のようにかたく閉じていた筆者。
結局買ったのは……。
こちらだ。ただのえび天ではない。実はこちら、キャットニップ入りの猫用のオモチャなのだ。毎年毎年毎年毎年自分のための猫グッズばっかり大量に買っていたので、今年はうちの猫たちのためのグッズを買ったのだった。
○毎年恒例のねこくじ
さて、最後にこちらを紹介しよう。毎年恒例の「ねこくじ」というものだ。
今年はこのように、黄色のボックスにいくつものおみくじが入っていた。実際にひいてみると……。
……見たこともないユニークなおみくじをひいてしまった。しかも「中吉」。おみくじの内容は「ねこくじ」というだけあって、猫に関連したものばかりであった。とても楽しいので、訪れた際は是非ともひいてみてほしいと思う(持ち帰ってはいけないので、ご注意を)。
○来てね!!
以上、原宿で開催中の「にゃんこ展5」の様子をお送りした。猫好きの皆さん、是非とも足を運んでみてはいかがだろうか。
<作者プロフィール>
うだま
猫漫画家。猫ブログ「ツンギレ猫の日常」は毎朝7時30分に更新。
猫ツイッター(@udama1212)で猫画像を毎日投下し続けている。