11月の"実質賃金"0.4%減、5カ月ぶりマイナス--ボーナスなど特別給与落ち込み
○現金給与は横ばい
現金給与総額(1人平均)は同横ばいの27万4,108円。所定内給与は同0.5%増の23万9,818円、所定外給与は同1.1%増の2万193円で、所定内給与と所定外給与を合わせた「きまって支給する給与」は同0.5%増の26万11円。ボーナスなどの「特別に支払われた給与」は同8.6%減の1万4,097円となった。
現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は同0.1%増の35万2,094円、パートタイム労働者は同0.4%増の9万6,638円となった。
総実労働時間は同0.2%増の145.8時間。
このうち所定内労働時間は同0.2%増の134.6時間、所定外労働時間は同0.9%減の11.2時間となった。また、製造業の所定外労働時間は同横ばいの16.6時間で、季節調整値では前月比0.2%増加した。
常用雇用者数は前年同月比2.1%増。このうち一般労働者は同1.4%増、パートタイム労働者は同3.7%増となった。主な産業では、製造業が0.6%増、卸売業、小売業が1.0%増、医療、福祉が3.5%増となった。