2016年1月8日 14:26
日銀の生活意識調査、現在の"景況感"は1年ぶり悪化--先行きは2期連続悪化
日本銀行は8日、2015年12月の「生活意識に関するアンケート調査(第64回)」の結果を発表した。それによると、現在の景気が1年前と比べて「良くなった」と答えた人から「悪くなった」と答えた人を引いた景況感DIはマイナス17.3となり、前回(9月)から2.1ポイント悪化した。悪化は4期(1年)ぶり。
○1年後の物価「上がる」、2013年3月以来の低水準
日銀は「調査期間中に発表された2015年7~9月期のGDP速報値が前期より悪化したといったニュースが、マインドに影響した可能性がある」と説明している。
先行き(1年後)の景況感DIは同2.1ポイント低下のマイナス19.9と、2期連続で悪化した。
現在の暮らし向きが1年前と比べて「ゆとりが出てきた」と答えた人から「ゆとりがなくなってきた」と答えた人を引いた暮らし向きDIは同1.3ポイント上昇のマイナス39.7と、4期連続で改善した。
現在の収入DIは同0.3ポイント上昇のマイナス25.7と、5期連続の改善。先行き(1年後)の収入DIは同1.9ポイント上昇のマイナス24.6と、2期ぶりに改善した。
現在の物価は1年前と比べて「上がった」