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KDDI、25歳まで5GBプレゼントの「au史上最強の学割」を発表 - auは学生さんに愛されたい!

マイナビニュース
KDDI、25歳まで5GBプレゼントの「au史上最強の学割」を発表 - auは学生さんに愛されたい!
●最大で780GBをプレゼント
KDDIは12日、新機種・新サービス発表会を開催した。auの春モデルである「2016 Spring Selection」には、スマートフォン2機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン1機種を追加する。また、25歳まで毎月5GBが付与される学割キャンペーンを提供していく。本稿では、都内で開催された記者説明会の模様をお伝えする。

○最近のスマホは“不自由”

記者説明会にはKDDIの田中孝司代表取締役社長が登壇して、新サービスの概要を説明した。KDDIでは、25歳以下で新規契約(MNP含む)または機種変更時に「データ定額5/ 8/ 10/ 13」を契約した利用者を対象に、26歳の誕生月まで継続して毎月データ容量5GBを付与するキャンペーンを14日から開始する。「いまの学生さんは、動画の閲覧などに多くのパケットを費やしている」と田中社長。

スマートフォンの月間平均データ利用量はau全体で3.6GBであるのに対し、13~25歳に限れば5.3GBと増加傾向が続いているという。
例えば中学1年生が今回の学割を25歳まで利用した場合、トータルで780GBが付与されることになる。

またデータ定額料も1年間、毎月1,000円が割引かれる仕様。こちらは25歳以下の本人とその家族が対象となる。これにより、例えば「データ定額5」を契約した場合、学割とauスマートバリューを組み合わせると毎月10GBが月額2,590円で利用できる計算となる(auスマートバリューの割引期間は最大で2年間)。このほか、auスマートパス、ビデオパス、うたパスが最大6カ月、全額割引されるキャンペーンも実施する。

○浦島太郎も驚きの学割

ここで、舞台上にはCMに出演している3名の特別ゲストが招かれた。浦島太郎を演じている桐谷健太さんは「ボク、5GBの追加は1回やと思ってたんですよ。毎月でしょ? びっくりしました。
気前が良すぎる。学生さんの気持ちを分かっている」と絶賛。

かぐや姫役の有村架純さんは「プライベートでは映画の予告篇などをよく見ている。仕事では、学生の子と共演する機会も多い。学生は、お笑い芸人の動画などをよく見ているみたい」、乙姫役の菜々緒さんは「月末になると速度が遅くなっちゃうので、これは嬉しいですね。スマホでドラマも安心して見れる」と笑顔を見せた。

3人は「auと一緒に学生の皆さんを応援していきたい」「私たちも、これから面白いCMをたくさんお届けしていきます」などと話していた。

このほか、今春からauショップで購入できる「データチャージカード」(1.5GB/3GB/5GB)、「au WALLETチャージカード」(1,000円/3,000円/5,000円)の提供を開始する。
田中社長は「もうこれ以上親に迷惑をかけたくない、という学生さんが、自分のお小遣いで購入できるサービス」と説明した。

●春モデルは全9機種
○春モデルは全9機種で展開

春モデルの「2016 Spring Selection」として追加されるのは、「AQUOS SERIE mini SHV33」(シャープ製)、「Qua phone」(京セラ製)、「Qua tab 02」(Huawei製)、Android搭載フィーチャーフォン「GRATINA 4G」(京セラ製)の4機種。なお「isai vivid LGV32」(LG Electronics製)、「Galaxy A8 SCV32」(Samsung製)、「DIGNO rafre」(京セラ製)、「Xperia Z5 SOV32」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)、「BASIO」(京セラ製)はすでに発表済み。これにより春モデルは全9機種のラインナップとなった。ちなみにXperia Z5は新色ピンクが、BASIOは新色レッドが追加されている。

田中社長は「Qua phoneはauのオリジナルモデル。お値段がおトクな設定になっている」と紹介。またGRATINA 4Gはau VoLTEに対応した4G LTEケータイで、この両モデルはauシェアリンクに対応。
Qua tab 02などと連携すれば、タブレットの大画面にミラーリングして使用できる。各モデルの詳細については、マイナビニュース別稿を参照してほしい。

●1GBプランを来週発表?
○auは学生さんに愛されたい! 他社が対抗するのは大変

記者説明会の最後に質疑応答の時間が設けられ、田中社長とKDDI 商品・CS統括本部の小林昌宏氏が記者団の質問に回答した。総務省の主導で行われたタスクフォースの議論により、料金プランの値下げが世間の関心事のひとつとなった。そうしたなか、安価な料金プランではなく、データ容量を増やすキャンペーンを提供する理由について聞かれた田中社長は「学生など若い世代の利用者は、データ容量の増加を欲している」と回答。KDDIでは別途、低データ容量で安価なプランも提供の準備を進めているという。

低データ容量で安価なプランについて、料金設定を聞かれた田中社長は「現在検討中。もう少しお時間をいただいて、別途、発表したい」と答えるにとどまった。
学割プランについて、他社が追従してきた場合は対抗策を打つつもりか、との質問には「今回は相当ガツンといった。他社が追従するのは大変かなと思うが、そういうことがあれば、そのときに考える」と回答。

「学生に大盤振る舞いしている印象がある。いま学割を強化する理由は」といった質問に田中社長は「今回は25歳までのお客様をキャンペーンの対象にした。新規だけでなく、機種変更しても適用されるなど、相当踏み込んでいる。auは学生さんに愛されたい。改めて調査すると、データへの要望が圧倒的に高いのが学生。それを踏まえて、プランをつくった。
今後もどんどん新しいことをやっていきたい」と回答した。

Qua phoneのような(ミドルレンジの)価格帯の端末を今後も出していく予定か、と問われると小林氏は「お求めやすい価格の端末をお求めのお客様が、それなりにいる。Qua phoneのような端末で、ベーシックラインを構築していきたい。Qua phoneのQuaは、クオリティからきている。とてもバランスの良い端末。是非、応援していただけたら」と回答した。

○auの1GBプランは来週発表か

この後、田中社長は囲み取材にも応じた。

キャッシュバックがなくなると高価なスマートフォンが買いにくくなる、官製不況が訪れるのではとの声もあるが、という質問に田中社長は「急激な変化が起きないようにバランスをとっていきたい。
影響については現時点では分からない。ガイドラインで影響があるところ、ないところがある。現在検討を進めている」とのこと。

ソフトバンクの1GBのプランは高いと思うか、と聞かれると「ガイドライン通りに出されたのかなと思う。我々も、もう少し検討してみたい」、また電力会社と連携したサービスについては「来週あたりに発表したい」と言及した。

ミドルレンジの端末の売れ行きについては「ミドルレンジの端末より、ハイエンドの端末の方がよく売れる。今回、ひとつのテストケースとしてQua phone、Qua tabを出した。ミドルレンジでもビジネスが成り立つようにしていければ」と今後の展望と合わせてコメントした。学割が業績にもたらす影響については「もともと盛り込んでいたもの。影響はないと思う」、一連の施策によって利用者の不満は解消できそうか、といった質問には「お客様のご要望には、できる限り応えていきたい。ただ、1GBで良いという人と、15GB欲しいという人が、同じセグメントに同居しているのが現状。今回は25歳まで、ということで区切らせていただいた。1GBのプランについては近いうちに発表したい」と答えている。

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