2016年1月13日 11:00
新・OS X ハッキング! (151) さようならiTunes ~正確にCDを取り込む~
今回は「CDの取り込み(リッピング)」について。iTunesの登場以降、CDを入手次第Macに取り込みふだんはファイル再生で楽しむという利用スタイルが浸透しており、曲名やアルバムカバーの取得を全自動で処理してくれる便利さもあってか、iTunesを手放せず現在に至る向きも多いはず。このCDリッピングをiTunes以外の、できるだけ正確/音質重視のソフトに置き換えようという寸法だ。
○CDリッピングで重要なこと
CDリッピングとひと口に言っても、方法はいろいろだ。iTunes代替ソフトの紹介へ進む前に、いくつかの重要なポイントを説明しておきたい。
まず、「読み込みエラー訂正機能」に注目しよう。CDの盤面には微細なキズや汚れが付いていることが多く、その数や程度によって瞬間的な音飛びやノイズが発生することがある。状況にもよるが、音質にいい影響があるわけもなく、可能なかぎり回避したほうがいい。
iTunesには、そのエラー対策として読み込み設定画面に「オーディオCDの読み込み時にエラー訂正を使用する」オプションが用意されている。エラーが検出されたとき、同じ箇所を複数回読み取り検証するという趣旨の機能だが、逆にいえばこれだけだ。