2016年1月14日 09:33
富士通、屋内位置側位で店舗内の人の流れを分析する「人流分析サービス」
富士通は1月13日、位置情報を利用するクラウド・サービスである「FUJITSU Intelligent Society Solution SPATIOWL(スペーシオウル)」に、店内における来店客や販売員の動きを分析する屋内位置測位ソリューション「SPATIOWL 人流分析サービス」を追加し、商業施設や大規模小売店舗などに向けて提供開始した。販売目標は2018年度に累計3億円。
新サービスは、最先端の各種センシング技術を利用し、来店客数や来店客の動線に関するデータの収集・分析を行い、店内における人の行動を可視化するという。これにより、来店客が立ち寄らないスペースや季節・時間による混み具合などをデータから把握可能になり、売り場の品揃えやレイアウト、スタッフの配置などの店舗運営の改善に生かすことができるとしている。
サービスでは、店舗内に各種のセンサーを設置することで、来店客の人数や動線を明確にするという。例えば、商品を入れるカゴにビーコンを貼り付けると、ビーコンからの信号を店内に設置した受信機で感知し、SPATIOWLの位置情報データベースとの照らし合わせから来店客の位置が把握できるとのこと。