愛あるセレクトをしたいママのみかた

ウェザーニュース戸北美月、祖父への憧れと被災経験からキャスターに「言葉で安心感を」

マイナビニュース
ウェザーニュース戸北美月、祖父への憧れと被災経験からキャスターに「言葉で安心感を」

●現役大学生キャスターとして
気象情報番組『ウェザーニュースLiVE』キャスターのカレンダー『ウェザーニュースキャスターカレンダー2022』(2021年11月26日発売)のアザーカットで構成されるカレンダー『ウェザーニュースキャスター 卓上カレンダー2022.4~2023.3 - 167枚から選んで作れる!-』が、10日から受注開始。昨年12月にデビューし、今回カレンダーに初参加となった現役大学生の戸北美月キャスターに、学生キャスターとしての苦労、「努力家」だと語る同期・大島璃音キャスターについて、そして理想のキャスター像を聞いた。

○■異例のカレンダー参加「今年に出るねんけどなぁ」

――今回、異例のタイミングでカレンダーに初参加となりました。

驚きました! デビュー前に撮影があって、プロのカメラマンさんに撮影していただく機会もないですし、未知で(笑)。いい笑顔ができるか不安だったのですが、カメラマンさんがすごくフランクに話しかけてくださって、楽しく撮影できました。自然な笑顔が出ているんじゃないかなって思います。ただ、写真だと普段の番組とはまた違った表情を求められることもあって、真顔でアンニュイな感じとか言われると困っちゃって……(笑)。私、真顔ができないんです。
デフォルトの顔がちょっともう笑っているんですよね(笑)。

――先ほどの撮影でもお願いしてしまいましたね(笑)。昨年のカレンダーのインタビューで先輩の高山奈々キャスターも同様のことをおっしゃっていました。

今日はなんとかできたと思います(笑)。そうなんですね! 奈々さんの笑顔は素敵ですよね~。奈々さんと一緒で嬉しいです。

髪型も今と少し違っていたり、少し幼い感じもします。でもプロのメイクさんにきれいにしていただいて、のんちゃん(大島璃音キャスター)と一緒に撮影してもらえたのも嬉しかったです。


――コメントでのファンの方の反応も楽しみですね。

視聴者さんからコメントで、「来年のみーちゃんのカレンダー楽しみ」とかコメントいただいたりしたんですが、「今年に出るねんけどなぁ」って密かに思っていました(笑)。まさか出るとは思ってないでしょうし! 家がカレンダーでいっぱいになっちゃいますね(笑)。
○■片道4時間の出勤も「貴重な経験」
――たしかに(笑)。現在、戸北さんは大学4年生で、学業と並行して番組に出演していますが、大変ではないですか?

今は京都から出演のたびに片道4時間かけて通っていて、大変なこともありますが、貴重な経験だと思っています。なかなかできることではないですし、ありがたいです。ただ、まだ東京駅に全然慣れないので、迷ってしまってここから出られないじゃないかなって思ったり(笑)。

――番組に出演することで学校の友人からなど反響はありましたか?

実は、家族以外にほとんど話してなかったんです。
知っている人に見られていると思うとなおさら緊張してしまいそうと思って! YouTubeでも配信していて、たくさんの方に観ていただいている番組なので、見たよって連絡もらうことも増えて徐々にバレつつあります(笑)。学校の友達から、放送後に連絡をくれたりするのは素直に嬉しいですね。

――応援してくれるのは、励みになりますね。学生生活を振り返って、いちばん打ち込んでいたものはなんですか?

筋トレですね。スポーツジムでアルバイトをしていて、自分でも、まさかここまでハマるとは思っていなかったんです。やるたびに成果が目に見えてわかるのが楽しくて。ジムのお客さんから、「今度結婚式があって、ウエディングドレスをきれいに着たいんです!」など相談していただいたりすることもあって、お話しさせてもらったりするのも楽しかったです。

○■夜な夜なパンを食べて「気づいたら……」

――ジムで働き始めたきっかけは?

少し恥ずかしい話なんですが、ずっとパン屋さんでアルバイトをしていて、夜にシフト入ると、閉店した後に余ったパンを大量にいただけるんですよ……(笑)。
最高ですよね……! 毎回15個とか持って帰って、夜にクリームパン食べたり、メロンパン食べたりして幸せな時間を送っていたんですけど、気づいたら鏡に映る自分自身がメロンパンみたいに顔が真ん丸になってきていて(笑)。それで、営業後にランニングマシンとか使えると思ってジムで働き始めたんです。

――番組でもさつまいもパンが映り込んでしまうハプニングや、合間にパンをよく食べているお話をされていますが、本当にお好きなんですね(笑)。

ふふふふ。そうなんですよね~。パンキャラみたいになっていて(笑)。放送中にお腹が空いてしまうので、パンは必須です。好きということも、もちろんありますが、番組のインターバル中だとおにぎりは海苔が付いたりするので、手が汚れにくいパンがベストなんです。
スタッフさんからも「いっそのこと、もぐもぐコーナーでも作りますか!」と言われたので、ぜひいつか実現させたいですね。

●緊張の連続だった番組初出演
○■祖父への憧れと被災経験

――ウェザーニュースキャスターを目指したきっかけをお聞かせください。

私の祖父が報道局員をしていてこともあって小さい頃から私も報道に関わる仕事に憧れがありました。さらに大学に入学してすぐに大阪府北部地震を経験して、災害報道に興味を持ち、言葉で安心感を与えられるような人になりたいと思ったことも大きな出来事でした。『ウェザーニュースLiVE』は天気だけでなく、災害報道もしていますし、なによりスマホで外出先でもどこでも見ることができるという点が魅力的だと思ったんです。

――小さいころからの憧れが実現したんですね。合格の連絡がきたときの心境はいかがでしたか?

驚きました! オーディションは全然手応えがなくて、練習していった原稿読みもダメダメで帰ってきてから家で号泣していたので(笑)。私、就職活動を続けていた期間が長くて、このオーディションに懸けていた部分もあったので、頑張ってきてよかったと安心したのと同時に、キャスターとして活動できることが楽しみでしたね。


――周りが決まっていく中で就活を続けるのは大変ですよね……。

5、6月に決まり始めたときがすごくつらくて。遊ぼう! とかどこに勤めるの? とか声かけられたりしてしんどいなって思うことも正直あって……。でも7、8月くらいになると逆に吹っ切れて、自分はメディアを目指すって決めたから時間がかかってもしょうがないと思って最後までやろう! って決めてました。
○■「のんちゃんは見えないところで努力家」

――喜びもひとしおですね。また、同じオーディションでは同期の大島璃音キャスターも合格しました。

のんちゃんは、元気で明るくて、よく笑うんですけど、見えないところで努力家。オーディションのときに1回会ったことがあって、女の子らしくてかわいらしい子という印象で、あんなによくしゃべる子だとは思わなかったです(笑)。
ギャップですね! わからないことを教えてくれたり、優しいんです。

――そんな大島キャスターの意外な一面はありますか?

何だろう……ハンバーガーが好き? ってところかな?(笑)。二人でご飯食べに行くと必ずハンバーガーなんです。どこいく~? って話になると、のんちゃんからは、ハンバーガーショップを提案される(笑)。私も好きなので、いいね! っていうんですけど、よくよく考えると毎回だなって(笑)。意外ですよね? ジャンキーなもの食べなさそうなのに!

――確かにイメージないですね! そんな同期・大島キャスターと昨年12月にデビューを果たしましたが、初出演のことは覚えていますか?

初出演は、全然楽しむ余裕がなくて、視聴者の皆さんからのコメントも全く触れることができませんでした。スタッフさんが、指示を出してくださったり、私の話で笑ってくださったりたくさん支えていただいてなんとか乗り切れました。天気に関するワードがすっと出てこなかったり、十分に準備をしていたつもりだったんですけど、緊張もあって大変でした。

――出演が決まってからずっと緊張していました?

前日までは意外と緊張していなくて、なるようにしかならない! って思っていたんですけど、会社に来て準備をしていると、徐々に緊張してきて直前はもう心臓バクバクでした……。放送終了後に、ゆかりん(白井ゆかり)さんとさやね(江川清音)さんが「どうだった?」話しかけてくださったんですけど、息も絶え絶えに「大丈夫です」としか言えなくて(笑)。しかも、ゆかりんさんは「おつかれさま!」と言ってお菓子の詰め合わせセットをくれたんです。嬉しくて泣きそうになりました……。

ゆい(駒木結衣)さんは、当日お休みだったにもかかわらず、観てくださって「落ち着いて観れたし、声も聞き取りやすくて、よかったよ!」とわざわざ連絡をくれて。奈々(高山奈々)さんは私と同じように在学中から出演されていたので、出演の間隔が空いてしまうことへの不安に「期間が空いてしまう間に初期化しちゃうのすごくわかる!」と言ってくださったんです。奈々さんもそうだったんだと安心することができて、私もいつか奈々さんみたいになりたいと勇気をもらいました。本当に優しい先輩ばかりです。
○■目標は“親しみやすい”キャスターに

――皆さんも経験してきて、大変さがわかるからこその優しさですね! 憧れの先輩はいますか?

皆さん尊敬していて、憧れの先輩です。でも嬉しかったのは、ゆかりんさんがデビュー当時ショートカットだったみたいで、当時のゆかりんみたいだねって言ってもらえたのは嬉しかったです。あんなに美しい方と似ているだなんて……。

――たしかに親しみやすいところもすごく似ている気がします。

本当ですか? 嬉しいですけど、恐れ多いです!

――では最後に、これからの目標をお聞かせください。

普段の放送で「この人を見ていると安心するな」と思ってもらったり、「お天気だけじゃなくて楽しい気持ちになれる」と思ってもらえたりすると、緊急事態の際に、思い出してもらうきっかけにもなると思います。しっかり伝えられるところはきちんと伝えて、親しみやすいキャスターになりたいです。

■戸北美月
1999年12月29日生まれ、福岡県出身。2021年9月、ウェザーニュースキャスターオーディションに合格。12月2日に大島璃音キャスターとともにお披露目され、同日にキャスターデビュー。

提供元の記事

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード