水漏れが起きた! 「自分が原因のときはどうする?」
万が一、自分のうっかりミスが原因で水漏れを起こしてしまった場合、いったい何をどうすればいいのでしょうか。
「快適で安全な一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏に、「水漏れトラブル」に関する事例と対策法をうかがいました。
■1に風呂場、2に洗濯機置き場からの水漏れが多い
「水漏れトラブルには、1.入居者による不注意、2.建物や設備の構造・老朽化、という2つの原因が挙げられます。
入居者の不注意が原因の水漏れによる弁償、賠償については、水漏れを起こした当事者=加害者が行うのが原則です」と穂積さん。
また、「入居者の不注意による水漏れの場所は、私の経験データでは、もっとも多いのが風呂場、次が洗濯機置き場、続いてトイレの順になります」と説明し、次の事例を紹介します。
・ケース1風呂の水を止め忘れていた
「何やら肩が冷たいな……」。酔っぱらってリビングで寝ていたら、体が水に浸かっていることに気付いて目が覚めた。これは、風呂の湯船に湯を出していることを忘れていた、湯を出したまま寝てしまったために起こった例です。
風呂場からあふれた水は部屋に流れ出します。風呂場以外は防水が施されていないので、水が風呂場を出た時点で階下にも水漏れは起こります。