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女性向けスマートウォッチや最新CPU搭載機、折りたたみスマホまで…… - CES 2016で登場したモバイル端末を一挙紹介

マイナビニュース
女性向けスマートウォッチや最新CPU搭載機、折りたたみスマホまで…… - CES 2016で登場したモバイル端末を一挙紹介
●Huawei
米国ラスベガスで世界最大級の家電関連見本市である「International CES 2016」が開催された。もともとCESは、毎年2月下旬に催されるモバイル関連で世界最大の見本市「Mobile World Congress」の直前開催ということで、発表自体、多くはなかったが、ここ数年はソニーやSamsungらが新製品をアナウンスしてきたことで、モバイル関連のニュースも散見されていた。

CESの開幕前日に開催されるプレスカンファレンスでは、LG、Samsung、Huawei、ソニーが新製品を発表したが、その中でスマートフォンを発表したのは2社だけ。それも基本的に米国向けの製品であり、決して目新しいというわけでもなく、モバイルデバイスに期待していたユーザーにとっては肩透かし感のあるイベントとなった。

それでも、前述のようにまったくなかったわけではないので、本稿では、CES 2016で発表・展示されたモバイルデバイスを紹介していきたい。

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○Huawei

Huaweiが発表したのは、Ascend Mate 8、Nexus 6Pのマットゴールドカラー、タブレットとしてMediaPad M2の3機種。さらに女性向けのスマートウォッチとしてHuawei Watch Jewel/Elegantの2機種を発表した。Mate 8はすでに中国で発売されているが、これを米国向けに改めて紹介した形だ。
Nexus 6Pはカラーバリエーションの追加。タブレットとスマートウォッチは新機種だが、メインの製品という感じでもないだろう。

MediaPad M2は2,048段階の筆圧感知対応の10.1インチ1,920×1,200ピクセルディスプレイ搭載で、4Wの出力の4つのスピーカーを備え、高音から低音まで高音質な音の再生が可能。MediaPad M2とHuawei Watch Jewel/Elegantは最初の発売国に日本も入っており、今後国内でも詳細が発表されるだろう。

●LeTV/Macte
○LeTV

イベント中、注目を集めたのが、中国LeTVのスマートフォン「Le Max Pro」だ。世界で初めてSnapdragon 820を搭載したスマートフォンとしてQualcommのプレスカンファレンスでも紹介されており、新製品として話題となった。Snapdragon 820の新機能である超音波方式の指紋センサーやIEEE802.11adという最新の無線LANにも対応。このあたりは、恐らくMWCで各社追随してくるだろうが、いち早く対応してきたことで話題をさらっていった形だ。


ディスプレイは6.33インチ(2,560×1,440ピクセル)、メモリ4GB、ディスク容量は最大128GB、2,100万画素でデュアルフラッシュ搭載カメラ、USB Type-C、LTE Cat.12/13への対応といったスペックも強力だ。発売は「間もなく」(説明員)の予定。

○Macte

Macteのブースでは、セキュリティ機能を搭載して「Cyberphone」と名付けたスマートフォンを出品。スペックとしてはミドルレンジだが、それをベースにして、Isaac Daniel氏がデザインしてファッショナブルに仕上げた「Beleci」を出展。デザイン性を重視しており、今回はケース内のみの展示だったが、3,000ドルクラスになるという。

●FREETEL/トリニティ/マウスコンピューター/シャープ
○FREETEL

日本勢では、米国進出を目指すFREETELが前日イベントに出展。MIYABIやKIWAMIのほか、開発中の折りたたみ型2画面スマートフォン「MUSASHI」を出品。MUSASHIは、通常の折りたたみ型ケータイ風だが、OSにAndroidを採用。
折りたたんだ状態でも、背面部に搭載されたディスプレイを使用することで、スマートフォン風にも利用できる。米国初進出に向けて、各種ラインナップをそろえる予定で、バレンタインシーズンの2月ごろの発売を計画しているという。

○トリニティ/マウスコンピューター/シャープ

トリニティは、Windows 10 Mobileスマートフォンの「NuAns Neo」を出展。現時点では数えるほどのContinuum対応というポイントをアピールしていた。無線でのContinuumのみの対応だが、遅延も最小限に抑えられており、ゲームまでは無理だが、Office製品の利用であれば十分現実的という印象を受けた。

そのほか、QualcommブースにマウスコンピューターのMADOSMAやシャープのロボホンが、数少ない日本メーカーのスマートフォンとして展示されていた。

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今回のCESは、大手メーカーから新製品の出品がなく、Huaweiも新製品は既存モデルの米国発表といったように、話題性は少なかった。その分、2月にバルセロナで開催されるMobile World Congressに注力したとも考えられ、今後の新製品の登場を期待していたい。

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