くらし情報『東京都立川市に全国初の公立小中高一貫校が誕生--「学力差の拡大」に課題も』

2016年1月18日 15:22

東京都立川市に全国初の公立小中高一貫校が誕生--「学力差の拡大」に課題も

東京都立川市に全国初の公立小中高一貫校が誕生--「学力差の拡大」に課題も
東京都はこのほど、2022(平成34)年度をめどに都立小中高一貫教育校を設置する方針を固め、検討委員会がまとめた報告書の内容を公表した。学校像(案)として「国際的に活躍し社会に貢献するグローバル人材の育成」を掲げており、都立立川国際中等教育学校(立川市)に附属小学校を開校する予定という。

2月に開かれる都教育委員会で正式決定された後、報告書をもとに具体的内容について検討する。同一設置者が公立の小中高一貫教育校を開くのは全国で初めて。

○特色は帰国子女と学ぶ国際色豊かな環境

都立小中高一貫教育校は当初、猪瀬直樹・前知事が理数系に強いグローバル人材の育成を構想したもの。小中高の区切りを4年ごとの「4-4-4制」とし、旧都立芸術高等学校跡地(小学校4年まで)と都立武蔵高等学校・同附属中学校(小学校5年から)に2017年の開校を目指していた。

前知事の辞任後に計画はいったん白紙に戻されたが、舛添要一知事のもとで検討を再開した。今回まとまった報告書では、中学入学時点での追加募集も想定し、現行の「6-3-3制」を採用。
場所も小中高がすべて同一の敷地内に設置できるよう変更した。

教育理念としては「高い語学力」

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