くらし情報『フィリピン初の人工衛星「DIWATA-1」が公開、北大・東北大が開発に協力』

2016年1月18日 20:04

フィリピン初の人工衛星「DIWATA-1」が公開、北大・東北大が開発に協力

フィリピン初の人工衛星「DIWATA-1」が公開、北大・東北大が開発に協力
●フィリピンを見守る"妖精"
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターにて1月13日、50kg級の超小型衛星「DIWATA-1」が報道公開された。フィリピン政府が全額出資した同国初の人工衛星。フィリピンから人材を受け入れ、北海道大学と東北大学が開発に協力した。今年4月にも、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から軌道上へ放出される予定。

○なぜフィリピンが衛星を開発?

DIWATA-1の大きさは55×55×35cm。"DIWATA"とはフィリピンの言葉で"妖精"を意味するとのことだが、この小さな妖精には、地上分解能3mのズーム撮影ができる望遠鏡「HPT」など、4種類の観測カメラが搭載される。宇宙からフィリピンを見守る"目"として、防災や農林水産業などに役立てられることになる。

DIWATA衛星は2機開発される予定。
DIWATA-1は今年3月に米国の輸送機で打ち上げられ、5月までにきぼうから放出。続いてDIWATA-2を開発し、2017年に打ち上げる計画だ。開発費は総額8億円。この中には、2機の衛星の開発費のほか、DIWATA-1の打ち上げ費も含まれている。

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