東芝、最大で15Wの送電が可能なワイヤレス送電用ICを開発
同製品をマイクロコントローラと接続して使用することで、WPCが策定するQi規格に準拠したワイヤレス給電送電システムを構築することが可能。同社独自のアナログプロセス(CD-0.13プロセス)を用いて小型化・高効率化を実現している。
有線充電と比較しても同等以下の時間で急速充電を実現できるため、同社はスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器や産業機器向けなどのアプリケーションへの活用を想定している。
同製品を使用した送電システムは、量産中のワイヤレス給電受電用コントロールIC「TC7764WBG」を用いた5W、および「TC7765WBG」10W受電システムとの組み合わせが可能であり、Qi v1.2に準拠した15W受電用コントロールIC「TC7766WBG」との組み合わせでは、15Wまでのワイヤレス給電が可能となる。