くらし情報『がんの部位別10年生存率、肺33.2%、肝臓15.3%… - 国がんが初集計』

2016年1月20日 08:00

がんの部位別10年生存率、肺33.2%、肝臓15.3%… - 国がんが初集計

がんの部位別10年生存率、肺33.2%、肝臓15.3%… - 国がんが初集計
国立がん研究センター(国がん)はこのほど、全国がん(成人病)センター協議会(全がん協)の加盟施設での診断治療症例について、部位別10年相対生存率を全がん協のWebサイト上で公開した。

○乳がんは長期間のケアが必要

生存率には実測生存率と相対生存率があり、実測生存率ではがん以外の死因も含まれる。一方、がん患者について計測した実測生存率を、対象者と同じ性別・年齢・診断分布をもつ日本人の期待生存率で割ったものを相対生存率と呼ぶ。相対生存率は、がん以外で死亡する可能性に影響する要因(性別・年齢など)が異なる集団で生存率を比較することができ、世界と生存率を比較する場合でも用いられる。

今回発表された部位別10年相対生存率は、1999年から2002年に診断治療を行った16施設3万5287症例を対象としたもの。全部位を対象とした10年生存率は58.2%だった。部位別がんでは胃がんが69%、大腸がんが69.8%、乳がんが80.4%、肺がんが33.2%、肝臓がんが15.3%となった。

同センターは2004年から2007年に診断治療を行った14万7354症例を対象とした5年相対生存率も集計。
こちらでは全部位が68.8%、胃がんが73.1%、大腸がんが75.9%、乳がんが92.9%、肺がんが43.9%、肝臓がんが34.8%となった。

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