2016年1月20日 18:25
ウォッチガードとアクロニス、ランサムウェア対策でアライアンスを締結
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンとアクロニス・ジャパンは1月20日、都内で記者会見を開き、ランサムウェア対策においてアライアンスを締結することを発表した。
冒頭にウォッチガード・テクノロジー・ジャパン 社長執行役員の根岸正人氏が2016年のセキュリティ動向予測について「ハッカーが新たな攻撃対象としてランサムウェアを中心に学校、iPhone、IoTを狙うほか、スピアフィッシングからIoT、マルバタイジング(マルウェア+アドバタイジング=悪意のある広告)など新たなセキュリティ脅威対策が必要になる。中でもランサムウェアによる被害が拡大し、これまでWindowsを中心としていたが、AndroidやAppleなど、ほかのプラットフォームでも動作するものが出現していくだろう」と指摘した。
ランサムウェアは、PCやサーバを感染させることにより、コンピュータ内のファイルを暗号化し、ファイルの復元と引き換えにランサムウェアの作者が感染したコンピュータの所有者に対して身代金を要求する恐喝型のウイルス。2015年12月頃から日本でも被害が拡大しているランサムウェア「CrypTesla」はファイルを暗号化したうえでファイル拡張子を「.vvv」