2016年1月21日 20:08
すべてを自分で決めて撮る「マニュアルモード」 - 今こそ知りたいデジタル一眼の基本
「絞り優先」や「シャッタースピード優先」といった撮影モードでは、カメラが露出を決めてくれるので、撮影者は難しく考えなくてもキレイな写真を撮れます。しかし、あくまでも "カメラが決めた" キレイな写真なので、それが撮影者のイメージと合致するとは限りません。そういった場合に使うのが「マニュアル」モードです。
マニュアルモードではその名の通り、絞りやシャッタースピードなど、すべての設定項目を撮影者が決めて撮影します。何も考えずにマニュアルモードにしてシャッターボタンを押すと、たいがいは明る過ぎて白く飛んでいるか、暗くて何もわからない、といった写真になります。
でも安心してください。最近のデジタル一眼カメラには「ライブビュー」撮影機能が備わっています。絞りやシャッタースピードを変更すると、液晶モニターの映像にもその設定がリアルタイムに反映されるので、どのような写真が撮れるかスグにわかります。
では、どういった場合にマニュアルモードを使うのでしょうか? まず、プロカメラマンがスタジオで製品や人物を撮影する場合は、露出や色味を均一にするためにマニュアルモードを使います。また、外部ライトを使って演出を変えたい場合や、明暗差の激しいステージ撮影にもマニュアルモードが活躍します。