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Windows 10ミニTips (49) インストール済みユニバーサルWindowsアプリの保存先を変更する

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Windows 10ミニTips (49) インストール済みユニバーサルWindowsアプリの保存先を変更する
Windows 10にて一定の条件を満たすことで、インストール済みアプリケーションを別ドライブに移動できる。無償アップグレード以前から用意していた機能だが、正常に動作するのはビルド10586以降だった。そこで移動可能な条件の確認と、実際の移動方法を紹介する。

○インストール先ストレージを変更する

「すべてが分かるWindows 10大百科」でも述べているように、Windows 10はストレージ管理を見直す一環として、新規ユニバーサルWindowsアプリのインストール先を変更できるようになった。

だが、2015年7月29日の無償アップグレード時点で該当する設定項目はグレーアウトのまま。使用可能になったのは、2015年11月にリリースしたNovember Update(TH2、バージョン1511、もしくはビルド10586)からだ。

上図のように「新しいアプリの保存先」でDドライブなど異なるストレージを選択すれば、新規ユニバーサルWindowsアプリのインストール先を指定できる。従来のデスクトップアプリを別ドライブに保存する場合は、セットアッププログラムの途中でたいがいは「インストール先」のダイアログが出るので、そこでインストール先を変更すればよい。


○移動できるアプリ、できないアプリ

気になるのは、「アプリと機能」でアプリケーションを選択した際に現れるボタンの違いだ。例えばデスクトップアプリの場合、コンポーネントの構成を変更するための「変更」ボタンと「アンインストール」ボタンが現れる。

ユニバーサルWindowsアプリの場合、「変更」ボタンは「移動」ボタンに変更されることに気付くだろう。ここでも、「移動」ボタンがグレーアウトするユニバーサルWindowsアプリが散見される。

Windows 10では、Win32ベースのデスクトップアプリ、ユニバーサルWindowsアプリ(とWindows 8.xで使用してきたWindowsストアアプリ)の2種類が使用できるが、アプリケーションの移動は以下にまとめられる。

デスクトップアプリは移動できない(セットアップ時に変更)
標準ユニバーサルWindowsアプリは移動できない
サードパーティー製ユニバーサルWindowsアプリは移動できる
○ユニバーサルWindowsアプリを移動する

実際に、ユニバーサルWindowsアプリを異なるストレージに移動させてみよう。操作自体は簡単で、「移動」ボタンを押すと現れるウィンドウから、移動先ドライブを選択するだけだ。

蛇足だが、実際のファイルがすべて移動する訳ではない。
NTFSのリパースポイントを利用して、別ドライブにジャンクションを張る仕組みだ。Windows 10はこのような構造によって、ユニバーサルWindowsアプリの移動を可能にしている。

阿久津良和(Cactus)

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