くらし情報『米ブルー・オリジン、ロケットの「再使用」に成功 - 宇宙に到達、着陸にも』

2016年1月25日 10:31

米ブルー・オリジン、ロケットの「再使用」に成功 - 宇宙に到達、着陸にも

米ブルー・オリジン、ロケットの「再使用」に成功 - 宇宙に到達、着陸にも
米国の宇宙開発企業「ブルー・オリジン」は1月22日(現地時間)、昨年11月に打ち上げと着陸に成功した「ニュー・シェパード」ロケットを、再び打ち上げて宇宙まで飛ばし、地上に着陸させることに成功した。垂直に離着陸する形式の再使用ロケットが、実際に再使用され、宇宙空間に到達した後に着陸に成功したのは史上初で、大きな快挙となった。

ロケットは1月22日(現地時間、時刻は不明)に、西テキサス地方にある同社の試験場から離昇した。ロケットは高度101.7kmまで上昇し、先端に積んだ無人の宇宙船カプセルを分離。その後カプセルはパラシュートで地上に帰還し、一方のロケットは、エンジンを逆噴射しつつ、地上に垂直に着陸した。

ニュー・シェパードは昨年11月23日、今回の打ち上げに使ったものと同一の機体を打ち上げ、その際も宇宙空間まで達した後、垂直に着陸することに成功している。その後同社は、機体を再使用するために必要な点検や整備を行い、また11月の飛行で得られたデータなどを基にソフトウェアの改良なども実施。そして先端に再びカプセルを搭載し、今回の再打ち上げを成功させた。


なお、カプセルも前回の飛行と同様のものが再使用されたかどうかは明らかにされていない。

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