2016年1月26日 14:23
日本の知られざる技術をオンラインで - Google、日本の工芸品を世界に紹介する「Made In Japan:日本の匠」
Googleは26日、文化や芸術をオンラインで保存する取り組み「Google Cultural Institute」にて、日本の工芸品を世界に向けて紹介するプロジェクト「Made In Japan:日本の匠」を開始した。
「Made In Japan:日本の匠」では、西陣織や京薩摩、九谷焼、輪島塗など、さまざまな日本の工芸品を展示するプロジェクト。立命館大学アート・リサーチセンターや青森県庁など6施設の協力を仰ぎ、27都府県から工芸品82種をオンライン展示する。
工芸品は高画質の写真や動画、テキストで閲覧できるほか、作品の歴史や制作過程といった、背後のストーリーの紹介にも重きをおいた。展示は工芸品個別のページから閲覧できるほか、日本地図上で表示された産地をクリックすることでも表示できる。
○歴史や素材、制作工程も紹介
Google Cultural Institute統括責任者のアミット・スード氏は、京都「西陣織」のファンだという。しかし、長い間、西陣織の素材や制作の様子など、西陣織にまつわる背景のストーリーについて、情報が少ないこともあり、英語での理解が難しかった。
今回公開した「Made In Japan:日本の匠」