エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (353) ネットリンチの問題は、叫ぶ側にあるネットリンチ0.2
つまり、もっとも批判すべきは「ネットリンチ」ではなく「法的整備の遅れ」なのです。
何より、「リンチ」を常態化しているテレビに、ネットリンチを責める資格はありません。あの国民的アイドルグループの生謝罪という名の「公開処刑」もそうですが、人気タレントと売り出し中のミュージシャンの、不倫関係において交わされたとおぼしき会話という「個人情報」まで、公共の電波に乗せ拡散するのは、テレビメディアによる「リンチ」でしょう。
ゲスな二人の不倫劇には先週も触れた通り呆れるばかりですが、仮に「不貞」を公序良俗の視点から批判するのであれば、隠し子が常態化している梨園を深掘りしないのは不公平すぎます。
○エンタープライズ1.0への箴言
ネットリンチと批判は別もの
宮脇 睦(みやわき あつし)
プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。営業の現場を知る強みを生かし、Webとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供している。コラムニストとして精力的に活動し、「Web担当者Forum(インプレスビジネスメディア)」、「通販支援ブログ(スクロール360)」