集英社は1月25日、フリーライター小山田裕哉氏執筆による『売らずに売る技術 ―高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密』(1,700円+税)の刊行を記念して、東京代官山の蔦屋書店でスペシャルトークショー「【代官山ビジネススタイルカレッジ】~レクサスと考える、日本発ブランドビジネスのゆくえ~」を開催した。
この本では、世界各国のラグジュアリーブランドの「ブランド」戦略を最新の事例を多数集め分析し、紹介している。
トークショーに参加したのは小山田氏のほか、Lexus International レクサスブランドマネジメント部 部長 高田敦史氏とNewsPicks 編集長 佐々木紀彦氏の3名だ。
○そもそも「売らずに売る技術」とは
そもそも、本のタイトルにもなっている「売らずに売る技術」とは、何なのだろうか? 小山田氏はそれは「ブランド」だと本の中で指摘している。そして、その理由を次のように記述している。
「企業が必死にブランドのイメージを高める広告を作り、多額の予算をつかってメディアに掲載してもらっても、ユーザーは広告よりもソーシャルメディアから流れてくる友人の口コミを重視しています。